F1シンガポールGP タイヤ配分:3強チームが異なるアロケーション
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F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、マリーナベイ市街地コースで開催されるF1第15戦シンガポールGPのドライバー別タイヤ選択を公表した。2019年のシンガポールGPは、日本時間9月20日(金)17時30分からのフリー走行1で幕を開ける。
エンジンパワーがラップタイムに与える影響が少なく、車体性能がラップタイムに直結するシンガポール。ピレリが持ち込んだのは、最も柔らかいレンジのC3~C5コンパウンド。最も硬いC3から順に「ハード(白)」「ミディアム(黄)」「ソフト(赤)」の呼称が与えられる。
レッドブル・ホンダとメルセデス、そしてフェラーリの3強チームが、各々異なるアロケーションとなった。マックス・フェルスタッペンとアレックス・アルボンは各10セットを、シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルは各9セットを、そしてルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは各8セットをそれぞれソフトに割り当てた。
レーシングポイントもレッドブル・ホンダ同様にソフトを10セットとし、アグレッシブな姿勢を示したが、その一方でウィリアムズは7セットのみ。顕著な違いを見せた。
昨年のレースでは、ルイス・ハミルトン(Mercedes)が中古のハイパーソフト(最柔)で15周を走り、その後、最も硬いコンパウンドへとスイッチ。1ストッパーを採用して61周のレースでトップチェッカーを受けた。入賞10台の中で2ストップ戦略を採用したマシンはいなかった。