レッドブル・ホンダ、3勝目に向けフェルスタッペンが最速発進 / F1シンガポールGP《FP1》結果とダイジェスト
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シーズン15戦目、後半戦のフライアウェイ初戦となるF1世界選手権シンガポールGPが、9月20日にマリーナベイ市街地コースで開幕を迎え、日本時間17時30分から金曜1回目のフリー走行が行われた。
グランプリ一発目のセッションを制したのはマックス・フェルスタッペン。レッドブルが伝統的に得意とするコースで1分40秒259のトップタイムを記録した。2番手にはトップから遅れる事0.167秒でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、3番手には同0.666秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。
レッドブル・ホンダが今季3勝目に向けて好発進を切った格好だが、フェルスタッペンとベッテルがソフトコンパウンドでの計測であったのに対して、メルセデス勢は最も堅いハードタイヤでクイックラップを走行。公式タイヤサプライヤーのピレリは最も柔らかいレンジ(C3~C5)までのコンパウンドを持ち込んでいる。
金曜午前の現地ダウンタウン・コアは、ヘイズ(煙害)の影響か大気が淀んでいたものの、セッションは気温32℃、路面温度43.5℃、湿度58.9%のドライコンディションでスタートした。セーフティーカー出動率100%を誇るマリーナベイの悪魔は、手始めと言わんばかりに、1台のシルバーアローの足元をすくった。
セッション残り30分を切ったところで、バルテリ・ボッタスがクラッシュ。ターン19への侵入でコントロールを失い、車体左側からタイヤバリアへと激突し、セッションは赤旗中断となった。
「単にリアを失ったんだ。多分オーバーヒートだと思うけど」とボッタス。幸いにも低速域での事故であった事もありボッタスに怪我はなく、10分の中断を経てグリーンフラッグが振られた。
3連勝を目論むフェラーリもまた、アクシデントに見舞われた。マラネロはSF90のダウンフォースを強化すべく、新型のノーズコーン&フロントウイングを投入。更に、改良型のフロアをテストしていたが、シャルル・ルクレールがギアボックス周りのトラブルで大きくタイムロス。ベッテルの半分程の周回数にとどまり、19番手で第一セッションを終えた。
トロロッソ・ホンダ勢はコンペティティブなタイムを刻んだ。ダニール・クビアトは9番手、ピエール・ガスリーは10番手と、揃ってトップ10。イニシャルセットアップがピタリとハマったようだ。マクラーレン勢も2台が7・8番手に並び、6番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)に迫った。
未だ一度もマリーナベイを走行したことのないF2選手権上がりのルーキー達は苦戦を強いられた。アレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)はチームメイトから1.2秒遅れの5番手。ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)は、今季限りでチームを去る事を決断したロバート・クビサのコンマ7秒遅れで20番手という結果となった。
2019年F1第15戦シンガポールグランプリ2回目のフリー走行は、日本時間9月20日(金)21時30分から1時間半の日程で開催される。
2019年F1第15戦シンガポールGPフリー走行1(FP1)リザルト
Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:40.259 | 22 | |
2 | 5 | ベッテル | フェラーリ | 1:40.426 | +0.167 | 23 |
3 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:40.925 | +0.666 | 26 |
4 | 77 | ボッタス | メルセデス | 1:41.336 | +1.077 | 14 |
5 | 23 | アルボン | レッドブル | 1:41.467 | +1.208 | 24 |
6 | 27 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:41.812 | +1.553 | 26 |
7 | 55 | サインツ | マクラーレン | 1:41.966 | +1.707 | 20 |
8 | 4 | ノリス | マクラーレン | 1:42.180 | +1.921 | 19 |
9 | 26 | クビアト | トロロッソ | 1:42.305 | +2.046 | 26 |
10 | 10 | ガスリー | トロロッソ | 1:42.377 | +2.118 | 24 |
11 | 3 | リカルド | ルノー | 1:42.527 | +2.268 | 20 |
12 | 8 | グロージャン | ハース | 1:42.630 | +2.371 | 23 |
13 | 99 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1:42.677 | +2.418 | 15 |
14 | 7 | ライコネン | アルファロメオ | 1:42.786 | +2.527 | 13 |
15 | 18 | ストロール | レーシングポイント | 1:42.791 | +2.532 | 28 |
16 | 20 | マグヌッセン | ハース | 1:43.150 | +2.891 | 22 |
17 | 88 | クビサ | ウィリアムズ | 1:43.336 | +3.077 | 28 |
18 | 11 | ペレス | レーシングポイント | 1:43.369 | +3.110 | 23 |
19 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:43.618 | +3.359 | 12 |
20 | 63 | ラッセル | ウィリアムズ | 1:43.993 | +3.734 | 29 |
コンディション
天気 | 晴れ |
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気温 | 32℃ |
路面温度 | 43.5℃ |
セッション概要
グランプリ名 | F1シンガポールGP |
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セッション種別 | フリー走行1 |
セッション開始日時 |
サーキット
名称 | マリーナベイ市街地コース |
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設立 | 2008年 |
全長 | 4940m |
コーナー数 | 19 |
周回方向 | 反時計回り |