レッドブル、上々の立ち上がり見せるも「ポール争いが可能なだけの速さはない」
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レッドブル・レーシングは、9月14日(金)に行われたF1第15戦シンガポールGP初日2回目のプラクティスでマックス・フェルスタッペンが3番手、ダニエル・リカルドが4番手につけ、まずまずのリザルトで初日を締め括った。
予選で初日と同じポジションが得られればセカンドロウ独占となるが、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが壁と接触しセッション途中でマシンを降りている事を考えれば、実現の可能性は高くはない。トップタイムのキミ・ライコネンとのタイム差はコンマ5秒以上と比較的大きく、フェルスタッペンは「ポールポジション争いは厳しい」との考えを示している。
ポール争いが可能なだけの速さはない
ダニエル・リカルドFP1: 1位, FP2: 4位
フェラーリとメルセデス、そして僕らレッドブルは3チームとも速いに違いないから、上位争いは接戦になるだろうね。最初のセッションは割合良かったけど夜になって気温が下がると、マシンがあらゆる面において最適化されてる感じがなくて、暑いコンディションの方がマシンが快適だったのが意外だったよ。分析する時間はまだあるし、明日にはまとめられると信じてるから心配はしていないけどさ。
ピレリがソフトタイヤを持ち込んだのは正解だったと思うよ。ウルトラソフトとハイパーソフトより何段階か硬めのコンパウンドだから、レース戦略の幅が広がるしね。柔らかいタイヤほどその分速さが増す傾向があるから、予選ではみんなハイパーを履くんじゃないかな。楽しみだよね。
精神的にも肉体的にも一番キツいサーキットだけど、僕は大好きだし、良い試練だと思ってる。汗の量がすごいんだけど、その価値はあるよ。バッチリ準備してきたし、チームも素晴らしいマシンを仕上げて来てるから、明日はライバルとのギャップが縮まる事を祈ってるよ。
マックス・フェルスタッペンFP1: 2位, FP2: 3位
僕にとっては完璧とは言い難い一日だったけど、予選までに改善の余地は十分あるから心配はしてないんだ。最初のプラクティスは良かったんだけど、2回目のセッションは全然満足できなかった。アンダーステアに手こずってたんだけど、そうは言ってもショートランの方はもう少し良いタイムが出せたはずなんだ。
ポール争いできる程ペースは良くないから、パッケージを最適化する事に集中して取り組むつもりだ。上手く行けばショートランもロングランも良くなるはずだしね。全然悪い1日じゃなかったんだ。これから頑張ればアタックできるようになるだろうし、ポジションも上げられると思う。
ハイパーソフトを履いた状態でのロングランは厳しかったよ。あっという間にパフォーマンスが落ちちゃってさ。それ以外のコンパウンドはそんなに悪くなかったから、タイヤ選択の違いがレースを面白くするんじゃないかな。
初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネン。2番手メルセデスのルイス・ハミルトンを1000分の11秒差で退けた。3番手には0.522秒遅れでレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。
F1シンガポール・グランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月15日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。