セルジオ・ペレス、移籍に向け行動…ベッテルとレーシングポイントとの契約に備え

マスクを付けたレーシングポイントのセルジオ・ペレスcopyright Racing Point

セバスチャン・ベッテルのレーシングポイントF1チームへの移籍の可能性が浮上したことで注目されるセルジオ・ペレスの去就だが、彼の母国メキシコメディアは、ペレス側はベッテルとチームが交渉の席についている事を把握しており、既に他チームへの移籍に向けて水面下で計画を進めていると報じた。

第2戦シュタイアーマルクGPが閉幕するやいなや、ベッテルの母国ドイツメディアから流れたレーシングポイントへの移籍話。ペレス自身は昨年、チームとの間で3年の契約延長にサインしており2022年末まで英国シルバーストンのチームにとどまるものと見られていたが、チームオーナーのローレンス・ストロールは違約金を支払ってでもペレスとの契約を途中解除し、4度のF1ワールドチャンピオンを獲得する事に前向きだと伝えられている。

ベッテル、レーシングポイント移籍へ

青天の霹靂とはまさにこの事で、報道では合意間近ともされており、シルバーストン・サーキットでの第4戦イギリスGPの決勝レースが行われる8月2日に発表が行われるとの憶測もある。なぜ8月2日なのか。

レーシングポイントは来季より、ストロールが会長職に就き大株主でもある英国の自動車メーカー「アストンマーチン」の名を冠する事が決まっている。また、チームがペレスとの契約を解除するには、補償条項に定められる7月31日までに権利を行使する必要があるとされている。こうした事情から、イギリスGPの名が取り沙汰されているものと見られる。

ペレスがチームにもたらしているスポンサーシップ料とレーシングドライバーとして実績及び実力から、シートを失うとすればランス・ストロールではとの考えも散見されるが、チームオーナーの息子であるという事実は依然として重いようで、メキシコ人ドライバーの地元メディアの情報においてもペレスの方が可能性が高い事が伺える。

ESPNメキシコは現地7月15日(水) 、チームに近い関係者から得た情報として、ペレスのマネージャーを務めるジュリアン・ジャコビが、数週間前より移籍を念頭に置いた他の選択肢を評価・模索していると伝えた。ジャコビはかつてアイルトン・セナやファン・パブロ・モントーヤらのマネージャーを務めていたことでも知られる敏腕だ。

報道では移籍の可能性があるチームとして、2021年のドライバーラインナップが正式に確定していないアルファロメオとハースの名が上げられている。ハースはロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのいずれもが今季末で契約満了を迎える。アルファロメオに関しては、キミ・ライコネンが引退する可能性がある。

噂通りベッテルがレーシングポイントの席を射止めるのか、はたまた何事もなかったかのようにペレスとストロールのラインナップが継続されるのか。状況の進展に注目が集まる。

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