リカルド、タイヤセットの違いで「謎」の失速19番手…角田裕毅に0.422秒もの遅れ

ガレージでレースエンジニアのピエール・ハムリンと話すダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1)、2024年3月7日(木) F1サウジアラビアGP(ジェッダ市街地コース)​​Courtesy Of Red Bull Content Pool

ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に続く19番手に終わった2024 F1第2戦サウジアラビアGPの初日プラクティスを経てダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)は、タイヤセットの違いで「謎」の失速に見舞われたと説明した。

RBは最初のセッションをミディアムとハードのみで過ごし、リカルドと角田裕毅はFP2で初めてソフトタイヤを装着した。角田裕毅は11番手と、トップ10を見据える位置につけたが、リカルドはチームメイトから0.422秒もの遅れを取った。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

ジェッダ市街地コースを周回するダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1)、2024年3月7日(木) F1サウジアラビアGP FP2

クルマを降りたリカルドは「FP2は2つのセッションがあるような展開だった。ソフトコンパウンドの1セット目は競争力があったけど、その代わりに2セット目ではかなり苦戦した」と振り返った。

「路面状況は良くなっていて誰もがタイムを上げていたのに、トラフィックに引っ掛かってグリップが感じられず、タイムを改善するのに本当に苦労した」

「2セット目に関しては少しばかり謎があったから、そこから学ぶべきことはあるけど、1セットの走行を見る限り、それほど落胆する必要はないと思ってる」

「明日に向けて今夜は作業に取り組み、どうやったら全てをまとめ上げられるか、その方法を理解するつもりだ」

「今日はタイムシートがかなり接近していたし、明日の結果を予想するのは本当に難しい。バーレーンとは路面もタイヤの挙動も違うしね」

「でもコースは素晴らしいから明日の予選は楽しいセッションになると思う」

リカルドの失速についてレーシング・ディレクターのアラン・パーメインは、フライング・ラップ中に遭遇したトラフィックが原因との見方を示している。


2024年F1サウジアラビアGP初日FP2をトップで締め括ったのはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)。0.230秒差でジョージ・ラッセル(メルセデス)を2番手に、0.331秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を3番手に退けた。

3回目のフリー走行は日本時間3月8日(金)22時30分から、公式予選は同26時から1時間に渡ってジェッダ市街地コースで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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