レッドブル、初のハイパーカー「RB17」を発表!ニューウェイ設計で8億円超…1,100馬力超のV8ハイブリッドを搭載
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レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズ(RBAT)は2022年6月28日(火)、1,100馬力超のV8ハイブリッドエンジンを搭載する新型ハイパーカー「RB17」を発表した。価格は500万ポンド、約8億2,920万円という驚愕のプライスだ。
設計、開発、製造のすべてを英国ミルトンキーンズの自社ファクトリーで行う。設計を手掛けるのは勿論、RBATの最高技術責任者にして空力の鬼才の異名を持つエイドリアン・ニューウェイだ。
RB17について、F1界が誇る伝説的デザイナーは「F1タイトルを獲得したマシンのノウハウを全て凝縮した2シーターロードカー」と形容した。サーキット専用仕様となる見通しで、生産開始は2025年、限定僅か50台を計画するが、その殆どは既に予約済みとなっているようだ。
ニューウェイが手掛けたハイパーカーとしては既に「ヴァルキリー」があるが、これはアストンマーチンとのコラボレーションとして開発されたスポーツカーだ。対して「RB17」はレッドブル・ブランドを冠して市販される初のマシンとなる。
このプロジェクトは当初「イータ」というコードネームで呼ばれていたが、パンデミックの影響でレギュレーション変更が延期された事に伴いF1マシン名称に欠番が生まれた事で「RB17」の名称が与えられる事となった。
マックス・フェルスタッペンが昨年のF1ドライバーズタイトルを獲得したマシンは先代の進化系という事で「RB16B」の呼称が与えられた。対して今季のマシンは「RB18」の名称が与えられている。
8億円を超える巨額のプライスがつけられているが、これには車両以外の様々なサービスが含まれている。RBATは「オーナーは、シミュレーターへのアクセス権や車両プログラムの開発、トラックでのトレーニングや体験を通じて、レッドブル・レーシング・チームと密接な関係を築くことができる」と説明する。
気になるエンジンや車体の詳細については追って発表される。