レッドブルF1、記録づくしの2023年に売上高3億ポンド超の増収も減益

鈴鹿サーキットで2年連続、通算6回目のコンストラクターズ選手権タイトル獲得を祝うマックス・フェルスタッペンとレッドブル・レーシング、2023年9月24日F1日本GPCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングLtdは、2023年シーズンに数々の記録を塗り替えダブルF1ワールドチャンピオンを獲得し、前年比2,945万ポンド増となる3億747万ポンド(約593億円)の売上を計上したが、利益は76万ポンド減少し、130万ポンド(約2億5千万円)に留まった。

全22戦で争われた2023年にレッドブルは、シンガポールを除く全てのレースで勝利を収めるとともに、14戦連続優勝やシーズン勝率95.45%を記録。シーズン6戦を残した鈴鹿で6回目のコンストラクター選手権タイトルを獲得した。

マックス・フェルスタッペンは19勝を挙げて史上最も支配的な成績で3度目のチャンピオンに輝いた。さらに、セルジオ・ペレスもドライバーズ・チャンピオンシップで2位となり、チーム史上初の1-2フィニッシュを達成した。

チームが9月末に公開した年次報告によると、減益の主な要因は「コース上での成功に関連」して支出が増加したためだという。

レッドブルは昨年、F1史上最多となる860ポイントのコンストラクター選手権ポイントを獲得した。これにより2024年のF1エントリー費用は740万ドル(約10億8,700万円)に増加した。

また、従業員給与も535万ポンド増の2,470万ポンド(約47億6,200万円)に、役員報酬も345万ポンドから719万ポンド(約13億8,600万円)に増加した。取締役はCEO兼チーム代表のクリスチャン・ホーナーとモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコの2名だ。

F1チームの収益は主に、スポンサーシップおよびプロモーション収入、賞金などから成る。特定のケースでは、サプライヤーとの契約を通して、スポンサーシップやマーケティング活動の対価として商品やサービスを受け取る。

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了