レッドブル・ホンダ、来季アルボン起用を発表…トロロッソはガスリーとクビアトを続投

左からマックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、ダニール・クビアトCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングはF1第20戦ブラジルGP開幕を直前に控えた11月12日(火)、2020年シーズンのマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、アレックス・アルボンを起用することを正式に発表。更に、スクーデリア・トロロッソは、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトの続投をアナウンスした。

アルボン起用の決め手は一貫性と成長性


© Getty Images / Red Bull Content Pool

日産e.damsから引き抜かれる形で、今年トロロッソ・ホンダからF1デビューしたタイ国籍のアルボンは、成績不振に喘ぐガスリーと交代する形で、夏休み明けの第13戦ベルギーGPよりシニアチームに合流。初のF1ドライブから僅か半年足らずでトップチーム入りを果たした。

クリスチャン・ホーナー代表は「高いレベルの一貫性を発揮しているだけでなく、粘り強く内に秘めた情熱を持っている。開花し得るポテンシャルは大いにあり、今後も我々と共に成長するに相応しい」と述べ、サーキットの違いに依らず一貫した成績を残している点及び、今後更なる成長が望める点をアルボンの来季起用の理由として挙げた。

アルボンはレッドブル・ホンダ合流以降、鈴鹿で行われた日本GPでの4位ベストを含めて、7戦連続でトップ6フィニッシュを飾り、計68ポイントを獲得。続投が決まった事については「信頼してくれているレッドブルに本当に感謝。今季学んだ事を活かして、2020年シーズンはトップ争いを繰り広げたい」と語った。

トロロッソ・ホンダもラインナップを継続


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スクーデリア・トロロッソもラインナップを継続。ダニール・クビアトはドイツGPでチーム史上二度目となる表彰台を獲得し、ピエール・ガスリーは古巣に出戻りするやいなや、高いパフォーマンスを発揮し続けている。

フランツ・トスト代表はガスリーとクビアトについて「若いながらもクルマのポテンシャルを引き出す能力を持ち、また、マシン開発のために有益なフィードバックを提供する事ができる」と評価。ドライバーラインナップの維持はチームにとって好材料との認識を示した。

ガスリーは「トロロッソは僕に対して常に最高のチャンスを与えてくれた。僕はモチベーションに溢れているし、来年は最高の結果で彼らに報いるつもりだ」とコメント。クビアトは、長年に渡るチームメンバーとの付き合いが、チーム全体のパフォーマンスにプラスに働くとして、「最高の走りを披露できるように全力を尽くす」と語った。

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