アゼルバイジャン好発進のレッドブル、リアウイングの合法性に疑問の声

フロービズが塗られたマックス・フェルスタッペン駆るレッドブルRB18のリアウイング、2022年6月10日F1アゼルバイジャンGPフリー走行1にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

フェラーリを抑えてセルジオ・ペレスがFP1の最速を刻み、レッドブルはF1アゼルバイジャンGPで有望なスタートを切った。だが、パドックではリアウイングの合法性を疑問視する声が上がっている。

国際映像はバクー市街地コースでのオープニング・セッションで、ホームストレートを駆け抜けるマックス・フェルスタッペンのリアウイングを捉えた。DRSのフラップが稼働した状態のウイングは全体的に大きく揺れ動き、たわんでいるように見えた。

これについてSky Sportsで解説を務めるカルン・チャンドックは、フェラーリのピットウォールが注視していたと報告し「もし彼らがFIAに問い合わせていなかったとしたら驚きだよ」と語った。

セッションを終えてレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は 「無論、あれに関しては確認した。データもあるし、セルジオ(ペレス)の翼と比較する必要がある」 と語った。

どうやらフェルスタッペンとペレスは重量が異なるパーツを搭載していたようで、ホーナーは2台のマシン構成に違いがあると説明し、「午後に向けてセットアップと剛性を検討する必要がある」と付け加えた。

「幾つかの理由でいつもマックスのマシンの方に問題が出るんだ。解決する必要があるが、原因についてはバルセロナで理解できているし、うまくいけば調整できるはずだ」

今季型RB18はマシンの最小重量、798kgを上回っており、チームは軽量化に取り組んでいるものの、スペインGPではこれが仇となり、フェルスタッペンはDRSのトラブルに見舞われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)を追い抜きあぐねた。

ライバルチームが不満を頂いていると思うかと問われたホーナーは「そうだろうね。パフォーマンスに悪影響を及ぼものであって、パフォーマンスを向上させるものではないが、彼らは目を向けたがるものさ」と答えた。

「次のセッションまでには解決できると思う」

F1アゼルバイジャンGP特集

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