レーシングポイントF1、バスケの神マイケル・ジョーダンの元マーケティング責任者を起用
Published: Updated:
BWTレーシング・ポイントF1チームは英国現地9月21日(月)、バスケットボールの神様として知られるマイケル・ジョーダンのマーケティング・チーフを務めていたジェファーソン・スラックを、コマーシャル&マーケティング担当のマネージング・ディレクターに任命したと発表した。
同職は、2021年シーズンのリブランド、すなわちアストンマーチンのワークスチームとしての再出発に先駆け新たに設けられたもので、ジェファーソン・スラックは最高経営責任者(CEO)兼チーム代表を務めるオトマー・サフナウアーの下で、チーム内のあらゆる商業及びマーケティング活動を統括していく。
スポーツ業界で30年のキャリアを持つジェファーソン・スラックは、NBAの至宝にして「神」とまで称されたバスケ界の伝説的プレイヤー、マイケル・ジョーダンのマーケティング・チーフを6年に渡って務めた後、2000年にアメリカ人として初めて伊セリエAの強豪「インテルナツィオナーレ・ミラノ」のCEOに就任した。
4年に渡って経営トップを務めた後は、米国のスポーツエージェンシー「ワッサーマン・メディア・グループ」や「IMG」で上級職を歴任。近年は国際バスケットボール連盟(FIBA)やMotoGPの商標権を所持するドルナスポーツの商業アドバイザーを務めてきた。
ジェファーソン・スラックは、レーシングポイントF1での新たな職務は「F1に留まらずスポーツ業界の中で最もエキサイティングなチャンス」であるとして「世界レベルのマーケティングチームを作ることを楽しみにしている」との談話を発表した。
ローレンス・ストロールによるチーム買収を経て、英国シルバーストン本拠のチームは9戦を終えた現時点で表彰台1回を獲得してコンストラクターズ4位につけ、チーム史上最も成功したシーズンを過ごしており、2021年の「アストンマーチンF1チーム」への改称と同じタイミングで、セルジオ・ペレスに代えて4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルを迎え入れる。