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2017年の2回目となるF1合同テストが、テスト1と同じくカタロニア・サーキットで3月7日より始まった。気温9度、路面温度18度と、肌寒い冬晴れのバルセロナでトップタイムを記録したのは、168周を走り込んだウィリアムズのフェリペ・マッサ。テスト1でメルセデスのボッタスが記録した最速タイム1:19.705から遅れること僅かコンマ021秒の1:19.726というタイムであった。
この日はマッサ、リカルド、ベッテルの3人が19秒台をマーク。各チームともテスト1での走行実績を元に確実なタイム向上を見せた。レッドブルに至っては、テスト1でマックス・フェルスタッペンが記録したレッドル最速タイムから1.869秒も上げるなど、大幅なタイム更新をみせた。
順位タイムと周回数
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | マッサ | ウィリアムズ | 1:19:726 | – | 168 |
2 | リカルド | レッドブル | 1:19:900 | 0.174 | 89 |
3 | ベッテル | フェラーリ | 1:19:906 | 0.180 | 168 |
4 | ハミルトン | メルセデス | 1:20:456 | 0.730 | 66 |
5 | ボッタス | メルセデス | 1:20:924 | 1.198 | 86 |
6 | オコン | フォース・インディア | 1:21.347 | 1.621 | 142 |
7 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 1:21:589 | 1.863 | 58 |
8 | マグヌッセン | ハース | 1:21:676 | 1.950 | 81 |
9 | クビアト | トロロッソ | 1:21:743 | 2.017 | 83 |
10 | バンドーン | マクラーレン | 1:22:537 | 2.811 | 80 |
11 | ウェーレイン | ザウバー | 1:23:336 | 3.610 | 47 |
12 | エリクソン | ザウバー | 1:23:630 | 3.904 | 53 |
13 | パーマー | ルノー | 1:24:790 | 5.064 | 15 |
マクラーレン 5回目となるエンジン交換
エンジントラブルによりテスト1を充分に走り込めなかったマクラーレン・ホンダはこの日ストフェル・バンドーンが走行を担当。テスト開始から34周を走り込むも、電子系トラブルに見舞われテスト中5回目となるパワーユニット交換のため午前中のセッションを早々切り上げた。その後、午後のセッションでコース復帰、通算80周を走りきった。PU交換はあったものの、80周という周回数はマクラーレン・ホンダとしてプレシーズンテスト中最多である。
当初テスト2からオーストラリアGP仕様のPUを搭載してくると思われていたマクラーレン・ホンダだったが、この日トラブルが発生したのはテスト1と同じバージョンのPU。本命エンジンでのトラブルではなかったことは、せめてもの救い。
エンジン交換中のマクラーレン・ホンダ。Test2初日からオーストラリアGP仕様を積んでるものと思ってたが、先週と同じバージョンのエンジン積んでたみたい。#f1 #f1jp pic.twitter.com/RUusPBwCCs
— 【徹底解説】Formula1-data (@formula1_data) 2017年3月7日
なお、この日ザウバーは怪我から復帰したパスカル・ウェーレインが走行を担当。今年マノーからザウバーに移籍し、2シーズン目のF1を迎えた22歳のドイツ人はザウバーC36を初めてドライブし11番手。ウェーレインはレース・オブ・チャンピオンズでのレース中に負傷し、1回目のテストを欠席していた。
テスト2の2日目となる3月8日は、午前の部が日本時間の17:00~21:00、午後の部が日本時間の22:00~26:00に予定されている。プレシーズンテストの詳しい日程と出走ドライバーについては、2017年F1プレシーズンテスト2:日程と走行ドライバー一覧を参照してほしい。