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午前のセッションに引き続いて、またもマクラーレンの信頼性不足が露呈した。第二回合同テスト初日の現地16時、ストフェル・バンドーンが駆るMCL33がターン3で突如停止、セッションは赤旗中断となった。マクラーレンにとっては本日3回目のトラブル、英国の名門チームは1日で2度も赤旗の原因となった。
午前中も同じようにトラブルに見舞われたマクラーレン。車体側かエンジン側かは不明だが、電気系統と思われるトラブルによってマシンが突然シャットダウンし、午前中は僅か7周の走行に留まった。
原因調査とマシン修復のために、午前中の殆どの時間をガレージ内で過ごしたが、昼休み直前にかろうじてコースに復帰。遅れを取り戻すべく、午後のセッションでは積極的に周回を重ね、トータルラップを38にまで伸ばしていた最中での出来事だった。
ホームストレートエンドでパワーダウンしたバンドーンは、惰性でそのままコーナーに侵入し力なく停車。現在MCL33はクレーンに吊るされ、ピットへの搬送された。チームによれば、ハイドロ系の問題だという。
マクラーレンは先週の第一回テストでも多数のトラブルに見舞われた。初日にはホイールナット、2日目にはエキゾースト周りに問題を抱え走行が制限された。先週とは一変し、本日のバルセロナは気温と路面温度が上昇している。冷却系に根本的な問題を抱えていると思われるMCL33だけに、コンディションとの関係が気になるところ。
ホンダPUの信頼性と性能不足を訴えルノーとの新たな道を歩むことを決断した経緯があるだけに、この状況は何とも皮肉めいている。テストでの周回数はシーズン序盤のパフォーマンスに大きく影響する。一連のトラブルはマクラーレンにとって深刻なダメージとなる可能性がある。
Vandoorne lost power again at the end of the straight and had to stop. The problems of McLaren youth give way to something more serious.#F1Testing #BarcelonaTest #Mclaren pic.twitter.com/xUDuxzauev
— DavidF1?? (@davve2010) 2018年3月6日