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F1公式プレシーズンテスト3日目、寒波の影響で現地バルセロナは雪。カタロニア・サーキットは”ウェット”ならぬ”スノーコンディション”となった。
開催要件の一つであるメディカル・ヘリコプターの安全な飛行が保証できない状況であるため、現地9時のセッション開始時刻10分前に赤旗ディレイが宣言された。セッションはスタートされず遅延が発生。開始の目処は立っていないが、サーキットゲートは開放されており、一般観客の入場は可能な状態となっている。
追記:現地12時(日本時間20時に)グリーンフラッグが振られ、セッション開始となった。
供給されているピレリタイヤ P Zeroは、このような低い路面温度で作動するようには作られておらず、必要なグリップが得られずに事故に繋がる恐れがある。チームはマシンの強みと弱みを把握するために、少なからず全開に近いレベルでマシンをプッシュさせる必要があるが、この状況ではそれも難しい。
© Getty Images / Red Bull Content Pool
レッドブルのトランスポーターにも白い雪が…。この時期のチームはスペアパーツが不足しており、万が一マシンを壊したりすれば取り返しのつかない状況に追い込まれかねない。
❄❄ Feels just like home! ❄❄ #F1Testing #F1
(Credits to @RenaultSportF1 for providing a black background to capture the falling snow in the paddock ?) pic.twitter.com/PghQLqQzv5
— Sauber F1 Team (@SauberF1Team) 2018年2月28日
来週月曜はサーキットに空きがあるため、テストを延長する案が出されている。だが、日程変更には全チームの同意が必要であり不透明な情勢だ。明日4日目は気温が15℃程度まで上昇する予想となっているが天候の大きな回復は見込めず、ウェットコンディション必至とみられる。