F1テスト5日目はウェットスタートで初インター、ホンダ勢はフェルスタッペンが90度スピン

インターミディエイトタイヤを履いて走行するアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ、2020年F1バルセロナテスト5日目copyright Pirelli & C. S.p.A.

F1プレシーズンテスト5日目のバルセロナは、過去4日間とは異なる景観で朝を迎えた。昨夜は雨が降り続いたため、路面は所々に水たまりが出来るなど濡れており、セッションは27日(木)現地午前9時に、気温9℃、路面温度10℃のダンプコンディションでスタートした。

バルセロナテスト5日目午前速報

2時間半経過現在のタイムシートは、マクラーレンのランド・ノリスが1分18秒562でトップタイムを刻み、これにハースのケビン・マグヌッセンとウィリアムズのニコラス・ラティフィが続く展開となっている。

望ましいコンディションではないため周回数は伸び悩み、最も走り込んでいるフェラーリのセバスチャン・ベッテルで26周という状況だ。なおホンダエンジン勢はレッドブルが6周、ピエール・ガスリーが7周と、ライバルより一段回少ない。

この日はまず、メルセデス、ルノー、ウィリアムズ、アルファロメオ、そしてルノーの各陣営が本テスト初となる浅溝のインターミディエイト・タイヤを履いてコースイン。レーシングラインが乾いてきた1時間後に、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがC2コンパウンドを履いてコースへと向かい、10チームの中で初めてスリックタイヤを走らせた。

これを確認したライバルは、路面がスリック寄りに切り替わりつつあると判断。レーシングポイントのランス・ストロールがC5コンパウンドを履いてコースに向かうと、その後をアルファタウリのピエール・ガスリーがC4タイヤで追った。

その後、ピットに入っていたフェルスタッペンがアウトラップの最終シケインで90度スピン。サイドポッド前に巨大なエアロレイクを装着したRB16が足元を滑らせた。幸いにもマシンにダメージはなかった。この日のRB16には、フロントノーズ下のケーブエリアやバージボードに大きなアップデートが施されている。

今日のラインナップは以下の通り。午前のテストセッションはこの後、現地13時、日本時間21時まで行われる。

Team Driver
メルセデス バルテリ・ボッタス(午前)
ルイス・ハミルトン(午後)
フェラーリ セバスチャン・ベッテル
レッドブル マックス・フェルスタッペン(午前)
アレックス・アルボン(午後)
アルファタウリ ピエール・ガスリー
マクラーレン カルロス・サインツ
レーシングポイント ランス・ストロール
ウィリアムズ ニコラス・ラティフィ
ルノー エステバン・オコン(午前)
ダニエル・リカルド(午後)
ハース ケビン・マグヌッセン
アルファロメオ アントニオ・ジョビナッツィ

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