セルジオ・ペレス、狙うは表彰台独占「1-2フィニッシュを期待」イモラ最前列獲得で自信
Published: Updated:
レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが、2021年FIA-F1世界選手権第3戦ポルトガルGPに先立って、イモラでの前戦エミリア・ロマーニャGPを振り返りつつ、週末に向けての抱負を語った。
レーシングポイント所属の昨年のレースでペレスは、アレックス・アルボンを従える5番グリッドを獲得。レースではマックス・フェルスタッペンと接触し1周目に最後尾にまで転落するも、ミディアムタイヤを上手く使いこなして怒涛のポジションアップを果たし、見事7位入賞を飾った。
セルジオ・ペレスポルトガルGPに向けて
イモラでのフロントロウについて
自分の成長ぶりに本当に満足している。レッドブルでの2回目という移籍して間もない週末であったにも関わらず、マシンの性能を最大限に引き出してあれだけの速さを発揮できたのは自分でも驚きだった。
これまでとは異なるクルマ、そしてドライビングスタイルに素早く適応できて大きな自信になったし、適応能力を証明できたとも思ってる。一番の収穫はクルマへの理解が深まってきている点だ。
RB16Bは高い競争力を発揮。チームのモチベーションは?
モチベーションは凄く高い。全力を尽くしさえすれば、勝利の可能性が現実的だって事を知っているから、2台のマシンを使って全ての週末で結果を最大化できるように、チームの誰もがRB16Bの改良に懸命に取り組んでいる。
イモラは1-2フィニッシュという結果で終わるべきだったと思っているから、今週末はそれが実現できれば良いね。
ポルトガルGPに向けた期待
イモラは(勝手の分からないマシンに乗る)移籍組にとっては特に、攻略するのが難しいサーキットだ。ポルトガルでは戦いに絡んでクルマの全てを出し切りたいと思っている。
マシンに競争力が備わっている事は分かっているから、そのポテンシャルを発揮する事が目標だ。ペースは十分にあるわけだから、あとはこれまでの経験を生かして更に一歩前進するだけだと思っている。
新しいマシンを乗りこなすために必要な事は?
クルマに乗る時間だ。当然の事ながら、仕事をすればするほど得られるものも大きくなるからね。分析したり、メモを取ったり、エンジニアと話したり、映像を見返したり。すべてが準備に役立つ。
今年、チームを移籍した人たちを見れば分かるように、スピードが発揮できるようになるまでは時間がかかるものなんだ。誰もが優秀で誰もが並外れた速さを持っているけど、すべてが自然に身につくまでにはプロセスが必要だ。無論、開幕戦でそれが達成できれば良いんだけどね。
ポルトガルGPに向けての意気込み
ポルトガルは昨年カレンダーに加わったばかりの素晴らしいレースコースだ。去年は新しい舗装に手こずったから、グリップの面で今年がどうなるか興味深いところだけど、間違いなく良いコースだと思う。
今シーズン最初の連戦だし、今後は次から次へとレースが行われるから、勢いを付けるためにもポルトガルで上手くやる事が凄く重要になる。
ポルトガルGPの舞台となるのは1周4684m、全15コーナーを有するアルガルベ・サーキットだ。大部分は流れるようなリズムが要求される高速セクションで、ダウンヒルでの難しいブレーキングが要求されるコーナーや、高低差が生み出すブラインド、脱出するのが難しい高速バンクなどがドライバーの腕を試す。
ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、ルイス・ハミルトンが見事なタイヤマネジメントでポール・トゥ・ウインを飾り、2位にバルテリ・ボッタス、3位にマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。
F1ポルトガルGPは、日本時間4月30日(金)19時30分からのフリー走行1で幕を開ける。