オスカー・ピアストリ、高祖父は中国人…意外な事実を明かす
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オスカー・ピアストリ(マクラーレン)はF1中国GPに先立ち、高祖父が中国人であった事を明かし、上海での5年ぶりのグランプリは自身にとっての「16分の1の母国レース」だと冗談を飛ばした。
5年間の空白を経て、近代の新たなクラシックコースとも呼ぶべき上海インターナショナル・サーキットでのレースが今年、カレンダーに復帰した。
中国GPを週末に控えて23歳のオーストラリア人ドライバーはSNSに「僕のひいひいじいさんは中国人だったから、これは僕にとっての1/16のホームレースになるのかな?」と書き込んだ。
オーストラリアにおける中国系移民の歴史は古い。豊富な金を求めて多くの中国人がオーストラリアに渡った1850年代のゴールドラッシュ時代に遡る。
国勢調査によると2022年6月末時点でオーストラリアに住んでいる中国人は59万7,440人おり、中国系オーストラリア人は約139万人と、総人口の5.5%を占めている。
なおピアストリは同郷の先輩、ダニエル・リカルド(RB)同様、イタリア系移民を祖先に持つ。
ピアストリにとっては”16分の1の母国レース”で再び競争力を発揮し、開幕4戦で続けてきたトップ8フィニッシュを継続したいところだが、苦戦を強いられるかもしれない。
上海インターナショナル・サーキットについてチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、「今シーズンのすべてのサーキットの中で最も我々のクルマに合っていないサーキットかもしれない」と及び腰だ。
現行グリッドの中で角田裕毅(RB)、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)、そして中国人ドライバーの周冠宇(ザウバー)と並びピアストリは、上海でのレース経験がない。
週末に向けてピアストリは「上海インターナショナル・サーキットを走るのは今回が初めてだ。今季最初のスプリントだし、1回目のフリー走行を最大限に活用してコースに慣れることが凄く重要だ」と語る。
「MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)のシミュレーターで走った事はあるけど、当然、実際のコースはそれとは違う」
「チームのために更にポイントを上乗せしてポジティブな週末にできればと思ってる」