パスカル・ウェーレイン、2018年は独DTMに復帰
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ザウバーのシート獲得争いに負けたパスカル・ウェーレインが、ドイツツーリングカー選手権(DTM)に復帰する事が明らかとなった。今季限りでDTM撤退が決定しているメルセデスAMGが7日、正式に発表した。ウェーレインはF1デビュー前の2015年にDTMで史上最年少チャンピオンを獲得している。
DTM王者獲得後の2016年にマノーからF1デビューを果たし、2017年はザウバーに移籍。メルセデス育成ドライバーの中でも特に高い評価を得ていたが、フェラーリとの関係を強化したザウバーは、跳ね馬育成のシャルル・ルクレールを起用。シートを奪われたウェーレインの行く先に注目が集まっていた。
「DTMには素晴らしい思い出がいっぱいあるんだ」とウェーレイン。「2015年のタイトル獲得はもちろんの事、強いチームスピリットを感じる事ができた。チームの皆と多くの素晴らしい経験を共有した。F1に昇格してからも常にDTMの事をフォローしてたし、何度かレースを訪れたこともあるよ」
「最後のレースとなった2015年の最終ホッケンハイム以降、DTMは色々変化してる。でも、僕は挑戦する事が好きだし、初めてのコースを新しいマシンで走るのが待ち切れない。最初のテストが楽しみだよ」
ウェーレインはゲイリー・パフェット、ポール・ディ・レスタ、ルーカス・アウアー、エドアルド・モルタラと共にメルセデスのドライバーとしてDTMを戦う事になるが、メルセデスは今季限りでDTMを去り、来シーズンのフォーミュラE・シーズン6へ新規参戦する。
ウェーレインの将来のキャリアが不透明となっている一方、同じくメルセデス育成のエステバン・オコンはフォース・インディアで印象的な活躍を見せ、パドック内での評価を確実なものにしている。