スバルWRX STI、ニュルブルクリンク24時間レースで5度目のクラス優勝。エンジントラブル乗り越え
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5月11日から行われた第46回ニュルブルクリンク24時間レースに、市販車ベースの「WRX STI NBR CHALLENGE 2018」を投入したスバルは、チェッカー1時間前にエンジントラブルに見舞われながらも見事クラス優勝を果たした。SUBARU/STIチームは総合62位、2リッター以下のターボエンジン車が対象の「SP3T」で2011年の初優勝以来5度目の制覇を成し遂げた。
カルロ・ヴァン・ダム/ティム・シュリック/山内英輝/井口卓人をラインナップに据え、SP3Tクラスのポールポジションからスタート。「緑の地獄」の異名を取る世界随一の過酷なコースを走行する中で、序盤はトラブルに見舞われて首位を奪われたものの、シンメトリカルAWDを搭載したWRX STIは、雷雨を伴う悪天候となったニュルの地でライバルに対してアドバンテージを得た。
チェッカーの1時間前に起きたエンジントラブルは、普段はディーラーで整備を担当するメカニック達によって修復され、午後3時15分に山内英輝がコースイン。グランプリコースを一周走り異常がないことを確認してから北コースに向かい、最後の2ラップを力走した。