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2028年のロサンゼルス五輪組織委員会は現在、モータースポーツを含む9種類の競技について新規採用を検討しており、国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)によると数週間以内にも決定が下される可能性が高いという。
最終候補に挙がっているのは野球、ソフトボール、ブレイクダンス、クリケット、フラッグフットボール、空手、キックボクシング、ラクロス、モータースポーツ、スカッシュで、ロイター通信によるとピエール・トロシェIFAF会長は「今後数週間以内に」決定が下される見通しだと語った。正式採用には10月の国際オリンピック委員会(IOC)総会での承認が必要となる。
IOCは2012年に国際自動車連盟(FIA)を国際競技連盟の一つとして承認した。ジャン・トッドFIA会長(当時)統治下の2018年には、元F1ドライバーで世界カート選手権会長のフェリペ・マッサがカートの五輪採用を目指し、アルゼンチンのブエノスアイレスで行なわれた夏季ユースオリンピックで電動カートのデモイベントを開催した。
電動カートは従来型のモータースポーツに伴う排気ガスや騒音がなく、FIAはオリンピック競技として最適なカテゴリーと考えている。
一般的に五輪競技は男女別で行われるが、FIAは自動車レースで伝統的に見られるような男女混合競技としての開催を議論しており、2018年のカートイベントも混合チームでの対決として行われた。