MotoGP:ドルナ、撤退囁かれるスズキに警告「一方的な決定は許されない」

チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンス、2022年4月29日MotoGPスペインGPCourtesy Of MotoGp

MotoGPシリーズのプロモーター、ドルナスポーツは5月3日(水)、撤退が囁かれるチーム・スズキ・エクスターに対し、参戦契約を理由に「一方的な決定」は許されないとの声明を発表した。

正式発表はないものの既報の通り、5月2日(月)のヘレス公式テストの際にスズキがチームに対して年内いっぱいでの撤退を伝えたとされており、2022年末を以てシリーズから去る見通しが高まっている。

ドルナスポーツは声明の中で「スズキが2022年末を以てMotoGPから撤退するとの噂を受け、レース参戦契約において一方的に決定を下すことは許されないという条件がある事を思い出させるため、ファクトリーと公式に連絡を取った」と述べ、スズキに対して警告を発した。

スズキとドルナスポーツと現行契約は2022年からの5年間で、契約上は少なくとも2026年までMotoGPクラスに継続参戦しなければならない。

ただその一方でドルナスポーツは、両当事者合意の上で撤退が決まった場合は「2023年以降のMotoGPクラスに参戦するライダー及びチームの理想的な数を決定する」とも述べた。

また「ドルナにはMotoGP参戦を希望するオフィシャルファクトリーやインディペンデントチームから高い関心が寄せられている」とした上で、スズキの撤退報道を受け参戦を希望するチームから改めて接触があったとした。具体的な名前への言及はない。

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