メルセデスF1、2024年リザーブドライバーを2名に拡充…シューマッハのWEC参戦を受け

英国ブラックリーのファクトリーに設置されたメルセデスF1チームの看板Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスは2024年シーズンに向けてF1リザーブドライバーを2名体制へと拡充。若手育成プログラムを卒業した昨年のFIA-F2選手権準優勝者、フレデリック・ヴェスティがミック・シューマッハと共にチームをバックアップする事が明らかにされた。

これはシューマッハが今年、フルシーズンのレース活動に復帰する事を受けての措置だ。7度のF1ワールドチャンピオン、ミハエルを父に持つハースの元F1ドライバーは新たにFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦し、アルピーヌのハイパーカー「A424」のステアリングを握る。

Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

ポートレート撮影に臨むメルセデスのF1リザーブ・ドライバーを務めるミック・シューマッハ、2023年

2024年のWECは3月2日のカタールで開幕を迎え、11月2日のバーレーンで閉幕する。シューマッハはアルピーヌとの契約があるため今季全てのF1レースに帯同する事はできない。そこでクール・レーシングからヨーロピアン・ル・マン・シリーズの6レースに参戦するヴェスティがその穴を埋める。

22歳のデンマーク人ドライバーは2021年にメルセデス・ジュニアチームに加わり、一昨年のアブダビでのポストシーズン・テストで初めてF1マシンをドライブ。昨年はメキシコGPとアブダビGPのフリー走行に参加し、シーズン閉幕後のテストでも再びW14をドライブした。

Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

メルセデスF1チームのジュニアプログラムに所属するフレデリック・ヴェスティ、2023年

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