メルセデスAMG、F1メキシコGP予選を前に急遽バルテリ・ボッタスのエンジンを交換
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メルセデスAMGはF1メキシコGP公式予選を直前に控え、バルテリ・ボッタスのエンジンを交換する決断を下した。チーム代表を務めるトト・ウォルフが明らかにした。
現地27日午前10時から行われた最終プラクティスでボッタスは、セッション残り15分のところでエルマノス・ロドリゲス・サーキットのスタジアムセクションでマシンストップ。ステアリング上のダッシュボードに油圧のトラブルを示す警告が表示されたため、コース脇にマシンを止めた。
セッション終了後にトラブルについて問われたウォルフは「クルマがまだ戻ってきていないから何とも言えないが、ハイドロリックのトラブルだと思う」と答えた。
「おそらくエンジンを交換する事になるだろう。時間内に作業を終えられるかどうか状況を見守る必要がある」
メルセデスは予選開始までの2時間という限られた時間内に、問題が発生したボッタスのパワーユニットを、前戦オースティンで使用していたPUに載せ替える事になる。新しいエンジンを下ろすわけではないため、ペナルティは科せられない見通し。
オイルを潤滑するポンプはパワーユニットの込み入った場所に取り付けられているため、ポンプ自体を交換するよりはパワーユニット一式を交換したほうが作業時間が少なくてすむ場合が多い。
高地メキシコシティで開催されているメキシコGPのフリー走行では、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンにも同様のハイドロに関するトラブルが発生している。