マクラーレンが異例発表、ローゼンクヴィストと複数年の契約延長もシリーズ明言せず
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マクラーレン・レーシングは2022年6月23日(木)、フェリックス・ローゼンクヴィストとの複数年の契約延長を発表した。ただしシリーズについては明言しておらず、ステアリングを握るのがインディカーなのかフォーミュラEなのか不明だ。
マクラーレンは現在、来季に向けてインディカーのアロー・マクラーレンSPを3台体制に拡充する計画を立てているが、同時にメルセデスEQフォーミュラEチームを買収し、日産からパワートレインの供給を受け、次世代Gen3マシンが導入されるシーズン9よりフォーミュラE世界選手権に参戦する。
マクラーレンによるとローゼンクビストは「2つのシリーズのうちの1つ」に参戦する事になる。シリーズ未定での契約発表は異例と言える。チームは追って、アロー・マクラーレンSPとマクラーレン・フォーミュラEの来季ドライバーラインナップを発表するとした。
30歳のスウェーデンドライバーはインディカー転向前、マヒンドラ・レーシングから2016-17年シーズンのフォーミュラEに参戦し、優勝1回、表彰台5回を獲得してチャンピオンシップ3位に輝いている。
今回の異例の発表についてマクラーレンのザク・ブラウンCEOは「彼は素晴らしいレーサーであり、様々な種類のレーシングカーにおいて豊富な経験を有している。2023年に向けた計画を最終確定する上で、まずは両カテゴリーでの優勝経験を持つ彼を確保しておく事が重要だった」と説明した。
「フォーミュラEでの彼の経験は、エキサイティングな新時代に向かうに際して非常に貴重なものとなるだろうが、同時に彼はインディカーにおいても素晴らしい貢献をしてくれている」
「来シーズンを最高の形で締め括るべく、彼と共に働くことを楽しみにしている」