重鎮ジョナサン・ニール、20年を過ごしたマクラーレンを退社
Published:
20年来の重鎮であるマクラーレン・グループの最高執行責任者(COO)を務めるジョナサン・ニール(59歳)が今年の後半に退社する事が発表された。
2016年以降はグループ全体の経営に関わってきたため、離脱によってF1チームが大きな影響を受ける事はないものと見られる。
ノッティンガム大学で物理学の学位を取得した後、1984年にフィリップスに入社。ソフトウェアエンジニアとしてキャリアを歩み、BAEシステムズ社を経て2001年にオペレーション・ディレクターとしてマクラーレンに加わった。
その後はマネージング・ディレクターとしてチームを監督。ロン・デニス、マーティン・ウィットマーシュと共にチームの舵取りを担い、2008年にはルイス・ハミルトンと共にワールドタイトルを獲得した。
ロン・デニスの失脚と共に、2016年にマクラーレン・オートモーティブ社とアプライド・テクノロジー社を傘下に持つマクラーレン・グループのCOOに就任。なお後者は今年の初めにグレイブル・キャピタルへの売却が発表された。