メルセデス優位変わらずも、レッドブル・ホンダが跳馬抑えて3番手 / F1日本GP《FP2》結果とダイジェスト

鈴鹿サーキットの最終シケインを通過するレッドブル・ホンダ、2019年F1日本GPフリー走行にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

2019年 F1第17戦日本GP金曜2回目のフリー走行が、10月11日(金)午後14時より鈴鹿サーキットで行われ、メルセデスAMGのバルテリ・ボッタスが1分27秒785のトップタイムを記録。2番手にはルイス・ハミルトンがジャスト0.1秒遅れで続き、メルセデス勢が初日をトップで締め括った。

フランスGP以来となる大掛かりなアップデートを持ち込んだメルセデス。一層複雑になったバージボード周りの開発が後押しになったか。2台のシルバーアローは、初日2回のセッションで共にタイムシート最上部を占拠した。

メルセデスに続いたのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ギアを本気モードへと入れ直したオランダ人ドライバーは、FP1では1.3秒あったトップとのタイム差を一気に0.281秒にまで縮め、フェラーリのシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルをそれぞれ4・5番手に抑えた。同じRB15をドライブしたアレックス・アルボンは6番手でクルマを降りた。

エクソンモービルの新型燃料によって、ホンダSpec4エンジンのポテンシャルが開放されたか。フェルスタッペンは高速の第2・第3セクターで、ライバルに全く見劣りしないタイムを刻んでいる。

午前のFP1に引き続き、午後の鈴鹿上空にも薄暗い雲が垂れ込めたものの、90分間のセッションがウェットとなることはなく、日曜予選前最後のプラクティスとなるFP2は、気温27.9℃、路面33.4℃、湿度60%のドライコンディションでスタートした。

仮に台風の影響が日曜にも及び、予選が実施できない事態となった場合には、FP2のリザルトによってグリッドが決するため、今回のFP2は通常とは異なり擬似的予選セッションの様相を呈した。各車、5セットから8セットのタイヤを次々に投じて精力的にショートランを実施。20周以上のロングスティントを走ったのはベッテル、ダニール・クビアト、ピエール・ガスリーの3台だけだった。

シッカリとロングランをこなしたトロロッソ・ホンダ勢は、山本尚貴からステアリングを引き継いだガスリーがトップから1.5秒落ちの9番手タイムと健闘。クビアトは同1.7秒の12番手タイムでセッションを終えた。

日本グランプリ3回目のフリー走行は台風19号の影響で中止。公式予選は10月13日(日)午前10時より、鈴鹿サーキットにて1時間に渡って行われる。

2019年F1第17戦日本GPフリー走行2(FP2)リザルト

Pos No Driver Team Time Gap Laps
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:27.785 33
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:27.885 +0.100 34
3 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:28.066 +0.281 24
4 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:28.141 +0.356 28
5 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:28.376 +0.591 37
6 23 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:28.402 +0.617 34
7 55 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:29.051 +1.266 29
8 11 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:29.299 +1.514 28
9 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1:29.354 +1.569 34
10 4 ランド・ノリス マクラーレン・ルノー 1:29.358 +1.573 35
11 7 キミ・ライコネン アルファロメオ 1:29.477 +1.692 29
12 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ホンダ 1:29.512 +1.727 35
13 8 ロマン・グロージャン ハース・フェラーリ 1:29.553 +1.768 28
14 18 ランス・ストロール レーシングポイント 1:29.597 +1.812 27
15 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1:29.651 +1.866 33
16 20 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:29.749 +1.964 31
17 3 ダニエル・リカルド ルノー 1:29.859 +2.074 30
18 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:30.334 +2.549 29
19 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ・メルセデス 1:30.916 +3.131 35
20 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 1:31.071 +3.286 36

コンディション

天気曇り
気温27.9℃
路面温度33.4℃

セッション概要

グランプリ名 F1日本GP
セッション種別 フリー走行2
セッション開始日時

サーキット

名称 鈴鹿サーキット
設立 1962年
全長 5807m
コーナー数 18
周回方向 時計回り

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