リアム・ローソン「ちょっと腹立たしい」僅か0.043秒及ばずQ2敗退…Q1のソフト大量投入が仇に?
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リアム・ローソン(アルファタウリ)は23日(土)の2023年F1日本GP公式予選で再び素晴らしい走りを見せたが、Q1で3セットを投じたためにQ2では新品ソフトでのチャンスが1回のみとなり、10番手でQ3進出を果たしたフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)に1000分の43秒届かず、11番手でノックアウトを喫した。
「こんな僅差でQ3進出を逃すなんて少しイライラするね。フリー走行を終えた段階では、これほどの競争力があるとは思っていなかったから、Q1で積極的にタイヤを使って、Q2に向けて新品ソフトを1セットだけ残したんだ」とローソンは振り返る。
「正直なところ、予選に入る前はさほど自信があったわけじゃないし、手持ちの情報の中で正しい判断を下せたとは思う。ユーキはQ3に進む素晴らしい仕事をしたね」
「これからは明日のレースで最大限の結果を残す事に焦点を当てていく。タイヤ的にかなり苦戦しているから、長く厳しいレースになると思うけど、それは誰にとっても同じことだ」
「僕らはパッケージから最大限のパフォーマンスを引き出すことに集中していく。ユーキも僕も力強いレースができることを願っている」
ローソンのみ、Q1で3セットの新品ソフトを使わせた理由についてチーフ・レースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは「Q1で3セットのソフトを使うのがリアムにとって最も安全だと判断した」と説明した。
仮にQ1を2セットで終えたとしてもローソンはケビン・マグヌッセン(ハース)を抑えてQ2に進出したわけだが、その差は僅か0.004秒と極めて際どいものだった。安牌を切って3セットを投じたチームの判断は適切と言えるだろう。
2023年F1日本GP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2年連続のポールポジションを獲得。2番手にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にそのチームメイトのランド・ノリスが続く結果となった。
決勝レースは日本時間9月24日(日)14時にフォーメーションラップが開始され、1周5,807mの鈴鹿サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。