アルファタウリ「2台とも中団で戦える」好走続ける角田裕毅の挽回に期待を寄せるエギントン
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スクーデリア・アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが9月10日(土)のF1イタリアGP予選の内容を振りつつ、53周で争われるモンツァでの決勝に向けて抱負を語った。
予選9番手のピエール・ガスリーは5番グリッドの好位置を確保した。一方の角田裕毅はエンジン交換と累積戒告、そして黄旗無視によるペナルティで最後尾20番グリッドと厳しい状況だが、エギントンは今週末の角田裕毅は「力強いペースを発揮し続けている」として巻き返しに期待を寄せている。
「金曜日に両ガレージでタイヤと空力に関する十分なデータを集めた事で、クルマを改善するための方法を上手く理解する事ができた。セットアップの方向性は一夜にしてまとまった」とエギントン。
「今日のFP3はスムーズだった。3種類全てのタイヤコンパウンドに関して更にデータを集めた上で、まずまずの形で2台を予選に送り込む事ができた」
「2台ともがQ1を難なく突破した。ただ、ユーキはペナルティを受けるため、Q2で更にラップを走る必要はなかった」
「そこでピエールに注力する事にした。1本目を経て、2本目にクリーンラップを走れればQ3進出は可能だろうと考えた」
「だが、ターン5のグラベルでラップタイムをロスするなど、予想以上にカットオフに近づいてしまった。ただそれでも運良くQ3に進出できた」
「Q3では残念な事に、プッシュラップ中のターン6でトラック・リミットを超えてしまい、ベストタイムが抹消された事でリカルドにポジションを奪われてしまった」
「しかしながらPUペナルティが数多く出ている事から、明日のレースは6番手からのスタートになる」
「2台ともが中団で戦える状態に仕上がっていると思う」
「ピエールはポイント獲得に向けて良いポジションにいるし、ユーキは後方ではあるものの今週末は力強いペースを発揮し続けているから、クリーンエアーで走れればポジションを上げて行けるはずだ」
2022年F1イタリアGP予選ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)が続く結果となった。
イタリア・グランプリの決勝レースは日本時間9月11日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5793mのモンツァ・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。