インディカー:開幕戦は日程短縮で無観客レース、第3戦は中止…新型コロナウイルスの影響で

2018年開幕戦セントピーターズバーグでのレースcopyright indycar

インディカー・シリーズとグリーン・サボーレ・レーシング・プロモーションズは、セントピーターズバーグで3月13日~15日にかけて開催予定の2020年インディカー・シリーズ開幕ファイアストンGPのスケジュールを3日間から2日間へと短縮した上で、無観客レースとして開催すると発表した。

メディアを含めて会場へのアクセス権は大きく制限され、レースイベントは観客をシャットダウンして行われる。インディカーは「このプロトコルは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にさらされるリスクを軽減するためのもので、ファン、ドライバー、チーム、従事者や職員の健康を守るために導入される」と説明した。

改訂後のスケジュールでは、45分間に渡る2回のプラクティスセッションが予定されていた金曜日のオントラックイベントが中止され、土曜日に公式予選と2回のプラクティスセッションが行われる。下記はいずれも東部標準時。

  • プラクティス1: 9時45分-10時30分
  • プラクティス2: 13時30分-14時30分
  • 予選: 16時45分-

なお日曜日のスケジュールは変更されず、現地15時23分にスタートコマンドが、15時30分にグリーンフラッグが予定されているが、インディカーは声明の中で「状況が流動的であるため、更なる変更が予定されており、適時発表する」としている。

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨は「開幕戦は無観客2日間にて短縮開催となりました。応援に来てくださる予定だったファンの皆さんには本当に申し訳ないのですが、レースは精一杯頑張ります。各々できる対策をしっかりと行っていきましょうね」と呼びかけた。

また、4月に予定されていた第3戦ロングビーチは中止される。現地ロングビーチ・グランプリ協会が発表した。カリフォルニア州ギャビン・ニューサム知事によって、250人以上の集会を制限する発表を受けての措置とみられる。

市街地コースでのレースは、利害関係者及び当局との調整のハードルが高く手続きが複雑であるため、延期開催を期待するのは難しいと言える。

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