インド出身のクッシュ・マイニがアルピーヌF1育成に加入、総勢9名に
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BWTアルピーヌF1チームは2023年10月24日、カンポス・レーシングからFIA-F2選手権に参戦するインド出身の23歳、クッシュ・マイニ(Kush Maini)とのアカデミー契約を発表した。
マイニはリザーブドライバーのジャック・ドゥーハンや2022年のFIA-F3選手権チャンピオンであるビクター・マルタンスを擁し、周冠宇やオスカー・ピアストリを輩出したアルピーヌ・アカデミーの一員として英国エンストンの最新施設を利用しながら、アカデミーおよびF1チーム双方からの指導とサポートを受け、F1デビューを目指す事になる。
マイニについてF1チーム暫定スポーティング・ディレクターを務めるジュリアン・ラウズは「ドライバー育成プログラムにおける大きな財産」になり得る逸材だと評価した。
またマイニは「BWTアルピーヌF1チームと提携できるなんて夢のようだし本当に楽しみだ。ここで学び、成長し、いつの日かF1への一歩を踏み出す準備ができたらと思う。僕を信じてこの機会を与えてくれたアルピーヌに深く感謝したい」と語った。
マイニは2016年にイタリアF4選手権でシングルシーター・デビューを果たすと2018年に英国F3にステップアップ。7度の表彰台を獲得してランキング3位と、飛躍のシーズンを過ごした。
そして2022年のFIA-F3選手権を経て今年、カンポス・レーシングからFIA-F2選手権デビューを果たすと、メルボルンのスプリントレースで3位となり初表彰台を獲得。アブダビでの最終2レースを残して11回のポイント獲得フィニッシュにより、ドライバーズチャンピオンシップ11位につけている。
来年で創設9年目を迎えるアルピーヌ・アカデミーは現在、FIA-F2選手権から欧州カート選手権に至るまで、8カ国9名のドライバーが在籍しており、その中には中村紀庵ベルタが含まれている。
- ジャック・ドゥーハン
- ビクター・マルタンス
- ニコラ・ツォロフ
- ガブリエレ・ミニ
- ソフィア・フローシュ
- アビ・プリング
- マテウス・フェレイラ
- 中村紀庵ベルタ
- クッシュ・マイニ