F1ハンガリーGP予選 最高速ランキング:飛び抜けるフェラーリ勢
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2019年シーズンのFIA F1世界選手権第12戦ハンガリーGP予選におけるチーム及びドライバー別スピードトラップを集計した。スターティング・グリッド争いでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが初のポールポジションを獲得。2番手はバルテリ・ボッタス、3番手はルイス・ハミルトンと、その後方にはメルセデスの2台が続いた。
ハンガロリンクのスピードトラップは、ホームストレート先のターン1手前の310mの地点で計測される。その他には、フィニッシュラインと各セクターの切り替わり地点の計4箇所でのスピードが記録されている。
トップスピードは、エンジン馬力やスリップストリームの有無の他、計測地点前のコーナーの種類やトラクション性能、ダウンフォースレベルや車体の空気抵抗といった様々な要素で上下する。
スピードトラップ
ハンガロリンクは低中速が主体のコースで、各チームがハイダウンフォース仕様のパッケージを持ち込む。スピードトラップで最高速を刻んだのは予選5番手のフェラーリ、セバスチャン・ベッテル。時速315kmを記録した。
フェラーリ勢は、スリップの影響が表れにくいフィニッシュライン速度でも上位を独占した。予選ポジションとトップスピードを見る限り、まだまだダウンフォースが不足しているように見受けられる。熾烈なポールポジション争いを演じた上位3名はいずれも時速309km以下と遅い。
とは言え、純粋な一発のタイムには貢献しないものの、決勝では逆にオーバーテイクのチャンスを増やす可能性もある。跳馬は巻き返せるだろうか?
Pos | Driver | Team | km/h |
---|---|---|---|
1 | ベッテル | フェラーリ | 315.6 |
2 | ルクレール | フェラーリ | 315.2 |
3 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 313.1 |
4 | ライコネン | アルファロメオ | 312.6 |
5 | ノリス | マクラーレン | 312.1 |
6 | ヒュルケンベルグ | ルノー | 311.7 |
7 | クビアト | トロロッソ | 311.2 |
8 | アルボン | トロロッソ | 310 |
9 | グロージャン | ハース | 310 |
10 | ボッタス | メルセデス | 309.9 |
11 | リカルド | ルノー | 309.9 |
12 | サインツ | マクラーレン | 309.9 |
13 | ストロール | レーシングポイント | 309.7 |
14 | ハミルトン | メルセデス | 309.3 |
15 | ペレス | レーシングポイント | 308.8 |
16 | ラッセル | ウィリアムズ | 308.6 |
17 | フェルスタッペン | レッドブル | 307.5 |
18 | クビサ | ウィリアムズ | 307.2 |
19 | ガスリー | レッドブル | 306.6 |
20 | マグヌッセン | ハース | 306.2 |