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F1デビュー11戦目のハンガリーGP、マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンはついに10位初入賞を果たし、1ポイントをチームに持ち帰った。だが、バンドーンにとっては心の底から入賞を喜べる状況ではなかった。
スーパーソフトタイヤで42周まで持ち堪えオーバーカットを狙っていたバンドーンは、ピットストップで止まりきれずに停止線のかなり前方で止まるという痛恨のミスを犯した。このミスによってピットストップ時間は6.7秒となり、2台のフォース・インディアをオーバーカットするという目論みが実現することはなかった。
一時は8位・9位の可能性もあっただけに、チャンスを掴みきれなかったバンドーンのコメントが”チームとしては良い週末だった”となるのも無理はない。
F1ハンガリーGP決勝を振り返って
ストフェル・バンドーン決勝: 10位, 予選: 8位
僕にとってはかなりポジティブな週末だったよ。僕らは競争力があると予想してここに来て、週末を通してずっと10位以内を走行してたからね。
こういう機会がやって来た時には、両手で掴み取らないといけないし、実際それをやってのけたよ。ピットストップする前、後ろの車との差を見ながら彼らをオーバーカットしようとしてたんだけど、僕はピットストップで小さなミスを犯してしまった。タイヤをロックアップさせたことで、ストップが長引いてしまったんだ。
それでも僕のレースペースは心強かった。ここでは確実にフォース・インディアより速かったしね。でも追い抜くのはすごく難しくかったよ。最終的にはポイントを獲得できたから、チームにとっては良い週末になったね。
レーシングディレクターのエリック・ブーリエは「ストフェルも本当に力強いレースをしてくれました」と語り擁護している。
第11戦ハンガリーGPの詳細については、2017年F1ハンガリーGP《決勝》結果とダイジェストを参照されたい。