フェルスタッペン、車体改良を受け「堅実なスタート」F1ハンガリー初日に2番手連取

2番手練習の初日プラクティスを経て笑顔でインタビューに応じるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、2024年7月19日F1ハンガリーGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

7月19日(金)の2024 F1第13戦ハンガリーGP初日プラクティスを振り返ったマックス・フェルスタッペンは、タイムシートのトップこそ逃したものの、ハンガロリンクに持ち込まれたレッドブルRB20のアップグレードに満足した様子を見せた。

最も目を引く外観上の違いはエンジンカバーだ。以前のハイショルダー/キャノン型の冷却出口チャネルは廃止され、よりオーソドックスなフォルムに立ち返った。冷却効率の向上および、空力的損失の低減が見込まれる。

セルジオ・ペレスとは異なりフェルスタッペンは、終日に渡ってエンジンカバーを含む全てのアップデートを搭載してプログラムに取り組み、2回のセッションでともに2番手タイムをマークした。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルがF1ハンガリーGPの初日フリー走行で走らせた新型エンジンカバーと旧型との比較画像、2024年7月19日

アップグレードの感触について問われたフェルスタッペンは「良い一日になったと思う。もちろん、まだ学ぶことや最適化することはたくさんあるけど、堅実なスタートが切れたと思う。これから細部を見直して、少しでも良くしていきたい」と笑みを見せた。

シングルラップでは僅かにマクラーレンが上回っているように見えるが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のクラッシュによる赤旗中断の影響で不完全とはなったものの、FP2のロングランでレッドブルは誰よりも強力なロングランペースを見せた。

フェルスタッペンは「誰にとっても同じことではあるけれど、FP2は少し中断があったから、予定していたロングランを十分にこなせなかった。それでも週末のスタートとしては悪くなかったと思うし、ここからさらに取り組んでいくつもりだ」と続けた。

また、表彰台のトップに返り咲くことを期待しているか?との質問に対しては「どうだろうね、流れに身を任せて様子をみることにするよ」と再び笑った。


2024年F1ハンガリーGPの初日FP2をトップで締め括ったのはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)をコンマ2秒差で退けた。3番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が続いた。

FP3は日本時間7月20日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってハンガロリンクで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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