F1フロア規定変更に下ネタで応えるクリスチャン・ホーナー「大きさなんて関係ないって妻も言うし…」
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レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ポーパシング抑制のために国際自動車連盟(FIA)が変更を承認した2023年のF1フロアルールに対し、下ネタで応えた。
バンピーなバクー市街地コースではレース後にルイス・ハミルトン(メルセデス)が腰に手をやりながらクルマを降り、ピエール・ガスリーが脊椎への懸念からMRI検査を受けるなど、ドライバーの健康侵害に対する懸念の声が広がった。
これに対してF1統括団体のFIAは、フロアエッジ(フロアの横端)の高さを25mm引き上げる事などを含むスポーティング・レギュレーションの変更草案を提示したが、レッドブルを含む過半数チームが反発。10mmとする妥協案が出された後、最終的に15mmという数字に落ち着いた。
F1ベルギーGPの舞台、スパ・フランコルシャンで、レッドブルが要求していた方向性に一定程度落ち着いた事についてどう捉えているかと問われたホーナーは、元スパイス・ガールズで妻のジェリ・ハリウェルの見解を引き合いに出して次のように答えた。
「妻にはよく『大きさなんて関係ない』って言われるんだ。だから私は10mm位の違いに対してあまり大騒ぎするつもりはないんだ」
「25mmと15mm。我々はそれを受け入れるしかないし、それが現実だ」
「ただ、(来季まで半年という)この時期になって導入が決まるのは迷惑な話だ。信じられない位に遅い」
「とは言え、それは誰にとっても同じ事だし、それについては今更どうしようもない。結局のところ、我々は数値をどうするかについて交渉し、最終的にこの数値で合意に至ったということだ」
実にホーナーらしいユーモアだが、結局のところレッドブルの指揮官は、”スパイス”のない人生を歩みたくはないのだろう。犬猿の仲、トト・ウォルフの口数が少ない今季のホーナーはどこか、刺激と話題に飢えているように見える。