ホンダコレクションホール、2024年3月1日リニューアルオープン「夢と挑戦の物語」を体感できる展示移設に進化

Published：2024/2/15 12:09

モビリティリゾートもてぎ（栃木県芳賀郡茂木町大字檜山）内にある「ホンダコレクションホール」が2024年3月1日(金)にリニューアルオープンする。モビリティリゾートもてぎへの入場料・駐車料は必要だが、同施設への入場は無料。

ホンダコレクションホールはホンダ創業50周年を記念して、クルマやバイク、パワープロダクツなどの製品やレーシングマシンを展示する施設として1998年3月にオープンし、昨年25周年を迎えた。

創業以来の軌跡を記したパネルを各階に設置し、音声ガイドやスタッフによるツアーを設けるなど、今回のリニューアルによりホンダコレクションホールは、ホンダが紡いできた「夢と挑戦の物語」を視覚・聴覚で体感できる展示施設へと進化した。

常設展（製品展示コーナー）

時代毎にフロアを4つに分け、その特徴を分かりやすく展示する。二輪車、四輪車、パワープロダクツ、HondaJetやF1を含むレーシングマシンの展示に加えて、新たに音声ストーリーガイドが用意された。スマートフォンもしくは貸出用の機器で二次元コードを読み込むことで、Hondaの「夢と挑戦の物語」を楽しめるという。

また、1階のエントランス正面には小型ビジネスジェット機「HondaJet EliteⅡ」の実物大インテリア・モックアップモデルが展示され、機内に乗り込む事ができるほか、最新のパーソナルモビリティ「UNI-ONE」が試乗できるなど、実際に触れられる展示が新たに追加された。

2階南棟 －創業～1970年前後－

汎用事業の開始、マン島TTレースへの出場、スーパーカブの発売、F1初参戦など、浜松の小さな町工場での自転車用補助エンジンの開発から始まったホンダの幕開けの時代を展示する。

2階北棟 －1970年前後～1985年前後－

初代CIVICやCVCCエンジン、ロードレース世界選手権やホンダF1第2期に投入されたレーシングマシンなど、四輪市場への本格参入を果たし、F1への再挑戦を開始して勝利を重ねた当時を彩る製品・マシンを展示する。

3階南棟 －1985年前後～2000年前後－

ホンダ初の3ナンバーサイズセダンであるレジェンドや、新世代スポーツカーとして登場したNSX、新しい製品が次々と誕生した時代の裏側で壁や逆境に立ち向かった挑戦の物語を紹介する。

3階北棟 －2000年代～－

ASIMOなどロボティクス技術の研究開発や、航空機の世界への新規参入など、創業からの想いはそのままに領域を広げ、夢の実現へと突き進んでいくホンダの新たな価値創造への挑戦の物語を紹介する。

企画展（ガレージコレクション）

年間3回に渡って常設展では展示しきれない製品を2階・3階の渡り廊下にて展示する。

リニューアルに合わせては3月1日(金)から6月30日(日)まで、CBの誕生から “ナナハン”の語源となった「ドリームCB750FOUR」まで、歴代CBシリーズを一挙に公開する「CBヒストリー Part1」企画展を開催する。

2024年7月6日(土)から10月14日(月)は、1980年代から始まった二輪車のレーサーレプリカブームを特集する「レーサーレプリカ特集 Part1 ワークスレーサーの血統 NSR250R」を開催。2ストロークエンジンを搭載したバイクにスポットを当て、所蔵しているNS、NSRシリーズを全て展示する。

2024年10月19日(土)から2025年3月9日(日)は、大型プレミアムツアラー「Gold Wing」の誕生50年を記念して歴代モデルを展示する「ゴールドウイング誕生50周年記念展示＆S2000誕生25周年記念展示及びオープンカー特集」が予定される。

皇宮仕様車やゴールドウイングをベースとした大型アメリカンカスタムバイク「VALKYRIE（ワルキューレ）」など、これまで展示機会が少なかったバイクが展示されるほか、リアルオープンスポーツカー「S2000」の誕生25周年を記念し、生産第一号車や国内外のオープンカーを展示する。

ライブラリー&デザインギャラリー

開かれたコミュニティーの場として活用できる「ライブラリー&デザインギャラリー」が新たに設けられた。二輪車・四輪車に関する様々な雑誌を見ながら休憩スペースとして利用できるほか、ワークショップスペースとしての活用も予定される。

なお館内では、新進気鋭の作曲家、久保田千陽が制作し、インストゥルメンタル音楽グループ「JPCO」が演奏するオリジナル楽曲がBGMとして再生される。