早くも非難轟々…マクラーレン・ホンダ崩壊の様子を描いたAmazonビデオの日本語字幕版が配信スタート
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昨シーズンのマクラーレン・ホンダF1チームを描いたドキュメンタリー「グランプリ・ドライバー」の日本語字幕版が9日、Amazonプライムビデオで配信開始となった。公開当日、カスタマーレビューには早くも低評価が並ぶ状況となっている。
「陰湿且つ低級なプロパガンダ動画」「不振がPUだけではなかった事を知っている人からみればジョークの様な番組」「ホンダも酷いのはわかるが今更こんなの作ってどうしたいんだ」…公開から僅か半日、作品評価には厳しい声が連なる。
まだ評価総数自体が少ないため、これを以て評価を決するのは難しいが、共通しているのは「事実誤認の誘発」という点。公開直前にリークされた内容は、マクラーレン側の一方的な視点で描かれたドキュメンタリーとは言い難いものであった。
公式の作品紹介文に「全4話にわたり、マクラーレン・チームの挑戦をお届けする」とある通り、「”マクラーレン”と”ホンダ”の挑戦」が描かれているわけではないようだ。
2015年、世界中の期待を背負ってF1に復活したマクラーレン・ホンダは、度重なる信頼性のトラブルに悩まされ、昨年2017年シーズンを以て僅か3年で空中分解、両者は別の道を歩むことになった。
グランプリ・ドライバーの映像内容
各話30分弱の全4話構成となっており、全て視聴しても2時間ほどで見ることができる。ナレーションはマイケル・ダグラス、監督はエイドリアン・マクドウォール。Amazonで独占配信されている。以下、各話の紹介文を引用する。
第1話:変化の兆し_29分
ルーキー・ドライバーのストフェル・バンドーンは、マクラーレン・ホンダでF1初参戦を迎えようとしている。チームには2度の世界王者に輝いたフェルナンド・アロンソもドライバーとして名を連ねる。ストフェルは初めてのシート・フィッティングを体験。シミュレーターで新マシンの走りを試し、シャシーの製造課程を確認する。また、PRのための過酷なスケジュールが、F1という唯一無二の世界に入った代償だと悟っていく。
第2話:つまずき_26分
ストフェル・バンドーンとフェルナンド・アロンソ、そしてマクラーレン・ホンダチームは2017年シーズンに向けて準備を進める。ストフェルは持久力を高めるため、過酷なトレーニングに臨む。一方、英国では、700人に上るエンジニアとメカニック、デザイナーが、ストフェルとアロンソのために新型モデルの完成を急ぐ。やがてマシンの最後のパーツとなるホンダの新型エンジンが到着する。果たして全ては計画どおりに進むのか。
第3話:新車発表会_26分
マクラーレン・ホンダは新車発表会という一大イベントに向けて準備を進める。ルーキー・ドライバーのストフェル・バンドーンと、2度のF1世界王者、フェルナンド・アロンソは、マクラーレンのテクノロジー・センターで世界のマスコミに向けて新マシンをお披露目する。そのデザインや構想に触れた人々の反応とは?舞台裏ではエンジンに問題が発生し、チームは疲弊していく。全員の脳裏に、バルセロナでのテストへの不安がよぎる。
第4話:テスト走行の行方_27分
シリーズ最終話では、ルーキー・ドライバーのストフェル・バンドーンと、2度のF1世界王者フェルナンド・アロンソが、マクラーレン新モデルでバルセロナでのテスト走行に臨む。しかし2人は他のチームに後れを取る。テスト終了までに、9基のエンジンが故障という事態に陥り、マクラーレン・ホンダの行く末に深刻な危機を感じた上層部は厳しい決断を迫られることとなる。
Amazonプライム会員であれば、「グランプリ・ドライバー」をはじめとする対象作品が全て見放題となる。プライム会員には30日間の無料お試し期間がある。