Q1敗退ダニール・クビアト、結果に満足「これはチャンス」F1フランスGP《予選》

セッションに向けてヘルメットをHANSに固定するトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトcopyright Red Bull Content Pool

F1フランスGP公式予選で16番手Q1敗退という結果に終わったトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、セッションを終えて「これはチャンスだ」だと語り、満足感を口にした。

僚友アレックス・アルボンはQ1突破を果たし、100分の4秒差でトップ10入りを逃す11番手を獲得。対してクビアトはQ1ノックアウトと、タイムシート的には水を開けられた格好だが、「立て続けの」パワーユニット交換によって、クビアトは予選に挑む前からグリッド最後尾スタートが確定していた。

ホンダF1は初日を前にクビアトのマシンのPU一式全てを交換し、土曜のFP3前には今季4基目となるターボチャージャーとMGU-Hと追加投入。シーズンの残り13戦を見据えて戦略的エンジン交換を実施した。クビアトが「チャンス」と語るのは、これが一因とみられる。

車両パフォーマンス部門のトップを務めるギヨーム・デゾテウスは「ダニールの今日の目標は、同じくPU交換によってペナルティを受けるジョージ・ラッセルを上回ることだった。ダニールは余裕を持って彼を打ち負かしてくれた」と語り、当初からQ2に進む計画ではなかったと明かした。

ラッセルはFP3でのトラブルのために、予選前に今季3基目となるESとCEを投入。クビアトと同様に、決勝での後方スタートを強いられる。

クビアト:F1フランスGP予選

ダニール・クビアト予選: 16位, FP3: 17位

今日の予選には満足してるんだ。予選Q1では良い走りができて楽しかった。ペナルティーを受けることは開幕前から分かっていた事だから、日曜の決勝で良い状態が得られるように、僕らは主にレースを見据えたセットアップアップ作業に集中して取り組み、可能な限り走り込むよう努めてきた。

僕らとしてはチャンスだと考えているし、懸命に続けてきた努力が実る事を祈ってる。過去に何度か後方からスタートして良いレースをしてきているから、明日も同じように上手くやれるよう頑張るつもりだ!


ポールポジションはメルセデスのルイス・ハミルトン。2番手にバルテリ・ボッタスが続き、メルセデスがフロントローを独占した。2列目3番手はフェラーリのシャルル・ルクレール、4番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続く。

2019年F1第8戦フランスグランプリ決勝レースは、日本時間23日(日)22時10分から行われ、1周5842mのポール・リカール・サーキットを53周する事で勝敗を決する。

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