フェルスタッペンが2024年のF1王座を逃したら25万ドルを寄付する、とフォーミュラEの最高経営責任者

パドックを歩くマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2024年2月21日(水) バーレーン・インターナショナル・サーキットCourtesy Of Red Bull Content Pool

FIAフォーミュラE世界選手権(FE)のジェフ・ドッズ最高経営責任者(CEO)は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2024年のF1ドライバーズタイトルを逃した場合、25万ドル(約3,763万円)を慈善団体に寄付すると誓った。

フェルスタッペンは21日(水)にバーレーンで開幕を迎えたF1プレシーズンテストの初日に後続に大差をつけタイムシートをリード。来週末に迫る2024年シーズンの幕開けに向けて好調なスタートを切った。

Courtesy Of Formula E

グリッドに立つFIAフォーミュラE世界選手権のジェフ・ドッズCEO、2023年6月24日

イギリスの有料放送チャンネル「TNTスポーツ」に出演したドッズCEOは、フェルスタッペンが今季のタイトルを勝ち取るのは「99%」確実だと真顔で主張し、この賭けに敗れたらチャリティーに大金を寄付するとまで言い切った。

「もし彼が勝てなければ、もし他の19人のドライバーの中の誰かが勝つならば、我々はその勝ったドライバーが選んだ慈善団体に25万ドルを寄付する」とドッズCEOは語る。

「慈善団体に大金を寄付するのは会社的に最悪というわけではないだろうが、彼がシーズンを勝ち取るのは間違いなく約束されている」

ドッズCEOはTNTスポーツでFE番組のリード・プレゼンターを務めるジャーメイン・ジェナスに対し「私はFEを運営していて、君はプレゼンテーション・チームの一員だが、我々はお互いに次の(FEの)レースで誰が勝つのか分からない。だから(サウンパウロでの次戦が)すごく楽しみになんだ」と続ける。

「私は一人のF1ファンとして、F1のシーズンがまだ始まっていない事を知っているし、シーズンやメディアでの話題、それらに関するあらゆるものを見るつもりだが、誰が勝つのかは完全に分かっている」

2023年シーズンのフォーミュラEでは、16レースで2勝を挙げたジェイク・デニスがタイトルを獲った。対するF1では、フェルスタッペンが22レースで19勝を挙げて3連覇を達成した。

ドッズCEOは「1シーズンで19勝なんてできるものではないし、オフシーズンを経て少しクルマを開発して次のレースで勝てるかと言えば勝てるものではない。そうなるなんて私には思えない」と付け加えた。

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