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FIA国際自動車連盟は4月10日、6シーズン目を迎える2019/20年FIAフォーミュラE選手権に参戦する全11チームを正式発表した。WEC世界耐久選手権を撤退したポルシェと、DTM独ツーリングカー選手権から身を引いたメルセデス・ベンツ。モータースポーツ界で名を馳せるドイツの大手自動車メーカー2社が新たに加わる。
2019/20年フォーミュラE参戦リスト
- アウディ・スポーツ
- BMW AG
- DS オートモービルズ
- ジャガー・ランド・ローバー
- マヒンドラ・レーシング
- メルセデス・ベンツ
- NextEV NIO
- ペンスキー・オートスポーツ
- ポルシェAG
- 日産
- ベンチュリー
現在行われているシーズン4ではこれまで以上に競争が激化、ローマやチューリッヒ等の新しいグランプリが追加され、ますますの盛り上がりをみせている。今年後半からスタートするシーズン5では、バッテリ性能の大幅な向上によってレース中のマシン乗り換えが不要となり、フォーミュラEは大きな変革期を迎える事になる。
FIAのジャン・トッド会長は「著名マニュファクチャラーの新規参入は、フォーミュラEのコンセプトが市場動向に即した魅力ある証」との旨の声明を発表。また、フォーミュラEのアレハンドロ・アガグCEOは、選手権設立時にはこれほど多くのビッグネームを抱える事になるとは想像していなかったと語り、化石燃料を使わない電動フォーミュラというコンセプトが、時代の先を見据えた先進的なものであったと主張した。