フェラーリ、暗雲漂う2020年型F1マシン開発…新車発表会を12日に無料ライブ配信
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F1世界選手権に参戦するスクーデリア・フェラーリは、2月11日(火)18時30分、日本時間12日(水)深夜2時30分より、2020年型F1マシンの発表会を行う事を明らかにした。コードネーム671として開発中の新車のローンチイベントは、各種SNSを通して全世界に無料ライブ配信される。
イベント会場となるのは、イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州のレッジョ・エミリア市に位置するロモロ・ヴァリ市営劇場。ここはフェラーリの本拠地マラネッロから車で30分程の距離にあり、今から遡ること223年前に、赤・白・緑から成る統一イタリア国旗が採択された場所だ。
イベントの模様はフェラーリ公式Facebookページで全世界に向けてストリーミング配信される他、ハイライト動画がInstagramとTwitterのフェラーリ公式アカウントで配信される。今季のF1を戦う新たなマシンは、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールの二人によってアンベイルされる見通しだ。
フェラーリは今季マシンのレーキ角を、レッドブル並に増加させる方向で開発を進めていると噂されている。レーキ角の変更はクルマ全体の空力に大きな影響を及ぼすため、パフォーマンスダウンをもたらすリスクがある。実際のところ、マシン開発は順風満帆ではないようだ。
独Auto Bildが報じたところによると、風洞実験でのデータが予想よりも遥かに悪く、エンジニア達は途方に暮れ頭を抱えているという。マラネッロに建設中のシミュレーターが助け舟となりそうだが、残念ながら春先まで稼働させる事ができず、先行き不透明感が強まっている。