フェラーリ、洪水復旧支援でいち早く寄付…F1エミリア・ロマーニャGPチケットは払い戻しへ

水没したイタリア・ボローニャの街並み、2023年5月3日creativeCommons Dipartimento Protezione Civile

FIA-F1世界選手権に参戦するスクーデリア・フェラーリは5月18日(木)、大規模洪水により被災したエミリア・ロマーニャ州の復旧活動を支援するために100万ユーロ(約1億5千万円)を寄付した。

シリーズ第6戦として計画されていたF1エミリア・ロマーニャGPは、地元救急サービスを混乱させるおそれがあったため、イタリア当局との話し合いを経て17日(水)に中止が決定された。

この決定を経てイモラ・サーキットは、観戦チケットを購入済みのファンに対して、払い戻し、または2024年大会のチケットへの交換を行うと発表した。

23河川の氾濫により少なくとも13名が死亡し、数千人が自宅からの避難を余儀なくされている。停電に加えて多くの道路が冠水するなど、復旧・救助活動が困難な地域も存在する。

イモラの北西80kmに位置するマラネッロを本拠地とするフェラーリは、エミリア・ロマーニャ州の地域安全・市民保護局に寄付を行った。

寄付金の使途についてフェラーリは「環境回復と水文地質学的不安定性管理のためのプロジェクトに特に重点をおいて使用される」と説明した。

フェラーリのベネデット・ヴィーニャCEOは「困難な時、フェラーリは常に地域社会に寄り添ってきた」と述べた。

「深刻な自然災害に見舞われたエミリア・ロマーニャ州の住民の喫緊のニーズに対して、具体的かつ迅速に対応したいと考えていた」

「地元当局のたゆまぬ努力に心から感謝したい。この支援はフェラーリ・ファミリーの連帯を示すものであり、慰めになることだろう」

F1エミリア・ロマーニャGP特集

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