動画:チェコ高速道にフェラーリF1マシン!?道交法違反容疑で警察が捜査
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チェコ共和国の高速道路を我が物顔で走行するフォーミュラーカーの映像がSNSに投稿され話題となっている。その紅き車体は一見するとフェラーリのF1マシンに見えるが、FIA-F2選手権の前身、GP2シリーズのマシンと思われる。
撮影されたのはプラハから南下するように伸びるD4高速道路だ。リアウィングにはマールボロのロゴ、フロントノーズには跳馬のエンブレムとカーナンバー「7」が付けられており、メカクローム製4リッターV8エンジンと思しきエキゾーストと共に、普通乗用車に混じって高速走行する様子が収められている。
日本同様、この手のシングルシーターが一般公道を走行できるはずもなく、中央ボヘミア地方警察は早速、捜査に取り出し、情報提供を呼びかけている。
実は3年前の2019年にもフェラーリを模した同様のフォーミュラーカーがチェコ国内を違法走行する事案が発生した。
当時45歳だった人物が容疑者として所轄行政庁に引き渡されたが、ヘルメットを被っていたため身元を完全に特定できず、処分を免れたとされる。
今回も同一人物による犯行が疑われるが、同じ様にレーシングヘルメットを着用しているため、ドライバーの特定は困難かもしれない。なおマシンのカラーリングは3年前のものとは若干異なっている。
F1でカーナンバー「7」と言えばキミ・ライコネンが思い浮かぶが、「Marlboro」のロゴタイプがウイングに掲げられていたのは固定ナンバー制が導入される前である事から、ミハエル・シューマッハが2004年に”7”度目のタイトルを獲得した「F2004」を模したものと思われる。