F1、2023年に6回のスプリント開催で合意もFIA反対で決定保留

F1エミリア・ロマーニャGPスプリントで隊列をリードするシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2022年4月23日イモラ・サーキットCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

F1とチームは4月26日に英国ロンドンで開催された今年2回目のF1コミッションの中で、2023年シーズンに6回のスプリントを開催する事で合意した。ただし統括団体の国際自動車連盟(FIA)は賛成票を投じなかった。

今季初のスプリントフォーマットが採用された第4戦エミリア・ロマーニャGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が予選、スプリント、決勝の全てでトップに立った。

FIAは「ファンや関係者から好評を得た」としたが、全会一致での合意には至らず決定は保留された。英Autosportによると保留となったのはFIAが反対したためだ。議長を務めたモハメド・ベン・スレイエム会長はF1に対し、合意の見返りとして追加の資金提供を要求したと言う。

2023年の規定改訂のためにはチーム(10票)、FIA(10票)、FOM(10票)の計30票のうち、26票の賛成が必要となる。

FIAは非営利の組織だが、F1の運営には金がかかる。FIAはF1から年間に約3000万ドル(約38億円)を受け取っており、シーズン中のグランプリの開催数が20レースを超えた場合、1レースにつき約75万ドル(約9,600万円)を追加で得ているとされる。

スプリント実施の際は、車検やパルクフェルメの管理といった様々な面において、スタッフの仕事量が増大する。FIAは「トラックサイドの運営や人員に対する提案の影響を評価」している最中だと説明した。

スプリントは昨年、3ラウンドで試験的に実施された。F1は当初、2022年に6大会へと拡大する事を目指していたが、コストを理由に一部チームが提案を拒んだ事から昨年同様に3大会に落ち着いた。

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