朗報!F1、鈴鹿日本GPの契約を2024年まで延長「アジアにおける長期戦略の一環」今季大会はホンダが冠スポンサーに

晴天に恵まれた2019年のF1F1日本GP決勝レース、鈴鹿サーキットのS字区間にてCourtesy Of Red Bull Content Pool

F1は4月24日(土)、株式会社モビリティランドとの間で複数年の契約延長を締結し、少なくとも2024年まで鈴鹿サーキットでF1日本グランプリレースを開催する事を発表した。

鈴鹿サーキットは日本第3の都市、名古屋南西50kmの場所に位置するレースサーキットで、1987年に初めてF1日本グランプリが開催されて以来、世界中のドライバーやファンからFIA F1世界選手権に欠かせないコースとして根強い人気を誇っている。

F1のステファノ・ドメニカリCEOは今回の契約延長について「F1とモビリティランドとの良好な関係の結果であり、アジアにおけるF1の成長に向けた戦略的かつ長期的なコミットメントの一環」であると説明。今後もモビリティランドと協力して、日本でのF1人気をさらに高めていくと誓い、次のように続けた。

「鈴鹿では過去に11回に渡ってドライバーズタイトルが決まるなど、F1における数々の伝説的瞬間が生まれ、人の心を掴むドラマが展開されてきた。今後も日本の情熱的なモータースポーツファンにF1の興奮を届ける事ができ嬉しく思う」

モビリティランドの田中薫社長は「ステファノ・ドメニカリ氏をはじめとするF1関係者の皆様のご理解の賜物と感謝しております」とのコメントを発表した。

「鈴鹿サーキットが世界中のファンに愛され、モータースポーツ文化の繁栄に貢献できるよう、今後も三重県および鈴鹿市の皆様とともに努力してまいります」

「2022年、鈴鹿サーキットは開場60周年を迎えます。2022年以降のF1日本グランプリ開催に加え、ファンの皆様に驚き、喜び、感動をお届けできるよう、歴史と伝統を振り返りながら、未来に向けた新たな挑戦を行ってまいります。是非ご期待ください」

また10月8日~10日に開催予定の2021年F1日本グランプリについては、レッドブル・レーシング及びスクーデリア・アルファタウリにパワーユニット一式を供給するホンダがタイトルスポンサーに就任する事が発表された。これにより今季の日本GPは「2021 FIA F1世界選手権シリーズ第17戦 Honda日本グランプリレース」の名称で開催される。

本田技研工業株式会社の渡辺康治ブランド・コミュニケーション本部長は「HondaにとってF1参戦最終年となる今年、ファンの皆さまや関係者の皆さまにこれまでの感謝の意を表すとともに、日本のモータースポーツのより一層の振興につながる大会にしたいと考えています」との談話を発表した。

「また、スクーデリア・アルファタウリとレッドブル・レーシングの両チームと一丸となり、鈴鹿サーキットで最高のパフォーマンスを披露できるよう全力を尽くしてまいります」

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