F1:2021年暫定カレンダーを発表、ベトナム脱落も史上最多23戦を計画…鈴鹿日本GPは10月10日
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2021年シーズンのFIA-F1世界選手権 暫定カレンダーが発表された。72回目となるワールドチャンピオンシップは3月21日にオーストラリアで開幕し、12月5日にアブダビで閉幕する。鈴鹿サーキットでの日本GPは10月10日に決勝を予定する。
2020年に初開催が予定されながらも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックの影響で中止を強いられたハノイ・サーキットでのF1ベトナムGPは、暫定カレンダー発表を直前に控えて急遽脱落した。
これは現地のキーマンの一人であるハノイ市人民委員会のグエン・ドゥック・チュン主席が8月末、国家機密情報の漏洩などに関わる汚職事件で逮捕された事で、F1側との交渉が立ち行かなくなった事が原因と考えられている。
ベトナムの脱落にも関わらず、F1と国際自動車連盟(FIA)は当初の予定通りに史上最多となる23戦を目論む。代替レースは新型肺炎の世界的流行の影響で今季カレンダーに追加されたトラックのいずれかで行われる予定で、イスタンブール、イモラ、アルガルベが有力候補と見られる。
日時 | レース | 会場 |
---|---|---|
3月21日 | オーストラリアGP | アルバート・パーク・サーキット |
3月28日 | バーレーンGP | バーレーン・インターナショナル・サーキット |
4月11日 | 中国GP | 上海インターナショナル・サーキット |
4月25日 | TBC | TBC |
5月9日 | スペインGP | カタロニア・サーキット |
5月23日 | モナコGP | モンテカルロ市街地コース |
6月6日 | アゼルバイジャンGP | バクー市街地コース |
6月13日 | カナダGP | ジル・ビルヌーブ・サーキット |
6月27日 | フランスGP | ポール・リカール・サーキット |
7月4日 | オーストリアGP | レッドブル・リンク |
7月18日 | イギリスGP | シルバーストン・サーキット |
8月1日 | ハンガリーGP | ハンガロリンク |
8月29日 | ベルギーGP | スパ・フランコルシャン |
9月5日 | オランダGP | ザントフォールト・サーキット |
9月12日 | イタリアGP | モンツァ・サーキット |
9月26日 | ロシアGP | ソチ・オートドローム |
10月3日 | シンガポールGP | マリーナベイ市街地コース |
10月10日 | 日本GP | 鈴鹿サーキット |
10月24日 | アメリカGP | COTA |
10月31日 | メキシコ・シティGP | エルマノス・ロドリゲス・サーキット |
11月14日 | ブラジルGP | インテルラゴス・サーキット |
11月28日 | サウジアラビアGP | ジェッダ |
12月5日 | アブダビGP | ヤス・マリーナ・サーキット |
なお、バルセロナでのスペインGPとサンパウロでのブラジルGPに関しては、正式契約が締結されておらず変更の可能性がある。カレンダーの正式決定に際しては、FIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)での承認が必要となる。
F1の会長兼CEOであるチェイス・キャリーは「通常に近い形でのシーズンを期待している」として、観客を動員してのグランプリ開催に自信を示すと共に、初開催となるサウジアラビアGPのカレンダー入りについて「大変喜ばしく思っている」と述べた。