FIA、コロナウイルス対策として2020年F1サマーシャットダウン期間の変更を承認

F1ドライバーパネル、2020年F1オーストラリアGPにてcopyright Alfa Romeo Racing

フォーミュラ1及び国際自動車連盟(FIA)は3月18日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行への対応策として、F1参戦チームのファクトリーの強制操業停止を定めた、いわゆるサマーブレイクを春に前倒しすると正式発表した。

コスト削減の一環として、F1では例年8月の2週間をファクトリーシャットダウン期間としているが、新型肺炎の影響で日程通りの開催が不可能となったグランプリを8月中に開催すべく、今年はこれを3月と4月に前倒しする。シャットダウン期間は通常2週間だが、今年は21日間、つまり3週間に拡大される。

F1を統括するFIAは「フォーミュラ・ワン世界選手権のイベントに影響を与えているCOVID-19の世界的流行を考慮し、世界モータースポーツ評議会は夏の閉鎖期間を従来の7月・8月から3月・4月へと移動し、その期間を14日間から21日間へと延長するべく、2020年のF1スポーティングレギュレーションの変更を承認した」との声明を発表した。

これによりF1に参戦する全10チームは、4月末までの間に21日間連続でファクトリーを完全閉鎖しなくてはならない。FIAはこの変更について、F1ストラテジーグループとF1委員会の双方が満場一致で可決したと説明した。これはどのチームにとっても大きな利益をもたらすが、特にフェラーリにとって歓迎すべき変更と言える。

フェラーリの母国イタリアは欧州のパンデミックの中心地となりつつあり、18日現在で累計31,506人の感染者が確認され、述べ2,503人の方が新型肺炎によって命を落としている。流行抑止のために全土は隔離封鎖され、フェラーリはF1及び市販車の製造・開発を手掛けているモデナ県マラネロのファクトリーの操業停止を強いられている。

無論フェラーリ以外のチームにとっても大きなメリットをもたらす。実際に競争が行われていない時期にファクトリーを閉鎖することは、特に間接費の面でコスト削減につながる上に、従来よりも7日間延長された事で、追加の経済的利益を得る事が可能となる。

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