FIA国際自連、2020年暫定F1エントリーリストを発表…トロロッソ消滅が正式確定

Published：2019/12/1 08:01 Updated：2020/1/17 03:49

FIA国際自動車連盟が2020年シーズンの暫定エントリーリストを発表。スクーデリア・トロロッソが14年の歴史に別れを告げ、スクーデリア・アルファタウリ（SCUDERIA ALPHA TAURI）へと新しく生まれ変わる事が正式に確認された。

トロロッソはレッドブルがミナルディを買収する形で2006年に誕生。チーム名の「トロ」は”雄牛”を、「ロッソ」は”赤”を意味するイタリア語で、英語の「レッドブル」を意味している。長年に渡って親しまれてきたものの、2019年シーズン末を以て名称を変更する。

「アルファ・タウリ」は急成長を遂げているレッドブル傘下のファッションブランド。2年前に設立され、おうし座を構成する恒星の中で最も明るい星の名前から名付けられた。

チーム名変更がカラーリングに影響するかどうかは現時点では未定だが、マネジメントやドライバーなどの人事面に関しては現行のままであり、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトが来季もステアリングを握る。

トロロッソはホンダとの提携2シーズン目を迎えた今年、14年の歴史の中で初めてシーズン中に2度の表彰台を獲得。ドイツではクビアトが3位に、ブラジルではガスリーが2位に輝く大活躍をみせた。

一時、プロジェクト廃止の噂も流れたミッション・ウィノウだが、来季もフェラーリのタイトルスポンサーという形でチーム名に連なる。ルノーはワークスチームの車体名を「ルノー」から「R.S.20」へと変更し、エンジン名称も「ルノー」から「R.E.20」へと切り替える。

2020年F1世界選手権 暫定エントリーリスト