メルセデスAMG、2019年のリザーブ兼テストドライバーにエステバン・オコンを起用

レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコン、F1アブダビGP 2018年11月23日copyright Force India

公然の秘密ではあったものの、フォース・インディアのエステバン・オコンが来季メルセデスAMGのテスト兼リザーブドライバーに就任する事が明らかとなった。F1アブダビGP開幕初日にメルセデスのトト・ウォルフ代表が明らかにした。

将来の活躍を有望視されながらも来季シートを獲得できなかったオコンは来年、ワークスメルセデスと共にシミュレーター作業と公式テストでドライビング感覚を維持しながら、2020年のF1復帰を目指す事になる。

正式発表はアブダビGP終了後になる見通しだが、ローレンス・ストロール率いる投資家グループがフォース・インディアを買収したことで、その息子ランスは来年、ウィリアムズからフォース・インディアに移籍する事が内定しているとされる。

グリッドで最も仲の良い友人にシートを奪われる形となったオコンは、セルゲイ・シロトキンが持つウィリアムズのシートに狙いを定め水面下で交渉を続けていたものの、その座席は最終的にロバート・クビサが射止める事となった。

メルセデスは来年、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスの現行ラインナップを継続するが、フィンランド人ドライバーの契約は一年限り。一年間のブランクを背負う事になるオコンが、ボッタスからそのシートを奪うのは決して簡単な話ではないだろう。

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