ジャック・クロフォード、2024年に向けレッドブルからアストンマーチンF1若手育成プログラムに

2024年仕様のアストンマーチンのレーシングスーツを着用するジャック・クロフォード、2024年2月12日Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

昨シーズン末を以てレッドブル・ジュニア・チームから放出されたジャック・クロフォードが2024年シーズンに向けて、アストンマーチンF1チームの若手ドライバー育成プログラムに加わった。

18歳のアメリカ人ドライバーは予てより、アストンの若手育成傘下に加わると見られていた。英国シルバーストンのチームは2024年型F1マシン「AMR24」の発表当日、2月12日(月)にクロフォードとの契約を発表した。

これに伴いクロフォードはダムスから参戦するFIA-F2選手権と並行して、フィットネスワーク、メディアトレーニング、AMRテクノロジーキャンパスでのシミュレーター作業などと合わせて2022年型F1マシン「AMR22」を使ったプレイベートテストに取り組む。

クロフォードについてチーム代表を務めるマイク・クラックは、「ジュニアキャリアを通して大きなポテンシャルを示してきた」として、プログラムを通して「開花する事は間違いないだろう」と語った。

またクロフォードは、アストンマーチンF1チームは「学び、そして成長するのにこれ以上ない場所だ」と述べ、AMR22でのテストが「本当に楽しみだ」と付け加えた。

2020年にレッドブル・ジュニア・チームに加わったジャック・クロフォードは、ヴァン・アーマスフォールト・レーシングから参戦したその年のADAC-F4でランキング2位を獲得。翌年にはチーム・モトパークと共にユーロフォーミュラ・オープン選手権で3位に輝いた。

2022年にFIA-F3選手権に転向すると、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコの決断により僅か1年でFIA-F2選手権にステップアップし、ハイテックから参戦した昨年のルーキーイヤーでは優勝1回、ポールポジション1回を記録してランキング13位を獲得した。

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