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ドライブシャフトのトラブルにより17周目にリタイヤを余儀なくされたマクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーン。濡れた路面でのコーナリング性能に関しては中団チームの中でも引けを取らなかったと語る。残念ながらレース結果としては現れていないが、ドライバーの感触としては少しずつ状況が改善されてきているようだ。
F1中国GP決勝レースを振り返ってバンドーンがコメントを発表した。
バンドーン:F1中国GP決勝レース後コメント
ストフェル・バンドーン
決勝:リタイヤ, 予選:16位
「僕にとっては短いレースだったけど、最初はかなりエキサイティングだったよ。フェルナンドと僕はともに良いスタートを切ったんだ。最初の数周は順位が色々入れ替わった。ピットストップ後の位置はあまり良くなかったね。その後状況はややこしくなってしまったけど、ペースはかなり有望だったよ」
「スリックタイヤに履き替えるとかなり競争力があったし、攻めたいと思ったときに攻めることができた。コーナーでのマシンの感触はすごく良くて自信が持てたし、前の車との差も縮めることができていたんだ。でも路面が乾いてくると、すぐに速度差に気がついて抜けないことがわかったんだ。この直線スピードでは追いついて戦うことはできなかったよ」
「17周目でパワーを失ったんだ。正確にはわからないけど、多分燃料系の問題だと思う。今日完走できなかったのは本当に悔しいよ。車の潜在能力はあったと思うし、僕がバトルしてた他の車と比較してもコーナーではかなり競争力があったと思う。パワーが低下したと感じた直後、ものすごく出力が下がってしまったんだ。最後まで走りたかったよ」
「中国ではあまり多くの周回が重ねられなかった。これが現状だね。ここに来る前からわかっていたことだし。バーレーンは良い週末にしたいよ。とは言え、シャシーは良くなってきているし、僕もフェルナンドも自信をもって攻めることができてるからポジティブだよ。早くもっと良くなるといいね。バーレーンは上海とはかなり異なるタイプのサーキットだ。いつものように全力を尽くすよ」
なお、マクラーレン・ホンダは次戦バーレーンGPに3Dプリンタを持ち込むとされており、現場でマシンパーツの調整をすると言われている。2017年中国GPの詳しい模様と結果については「F1中国GP《決勝》結果とダイジェスト」を参照いただきたい。