【動画】WRCデビューのカルロス・サインツの走り/2018年開幕ラリー・モンテカルロ

新型ルノー・メガーヌRSに乗り込むカルロス・サインツcopyright Renault

ルノー・スポールF1チームのドライバー、カルロス・サインツ(23歳)は、28日(日)に開催された2018年WRC開幕ラリー・モンテカルロ デイ4の最終ステージで、世界ラリー選手権デビューを果たした。サインツの父は2度のWRC王者に輝いた伝説的なドライバーであり、モンテカルロを3度制している。

「ラリーで走るのをずっと夢見てたんだ。すごく特別な経験になったよ!」とサインツJr。「その夢が叶えてくれたルノーに感謝している。昔からラリーが大好きだったし、ずっとコ・ドライバーと走ってみたいと思ってたんだ」

「マシンは本当に良かったよ。レースモードやスポーツモード、小幅な調整ができるトラクションコントロール等、様々なドライビングモードがあるんだ。気分良く走れるように色々いじってみたよ。ステアリングはすごく正確だしサスペンションは硬いし、ツイスティなセクションは本当に楽しかった」

「本当に素晴らしい経験になったよ。めちゃくちゃ滑りやすい場所もあったんだけど、モンテカルロを思う存分楽しめた。親父には「慎重に走れ」と言われてたんだけど、思いっきり楽しんじゃった。皆のおかげで素晴らしい経験になった」

ラリー・モンテカルロは移ろいやすい天気のために、ドライにウェット、雪にアイスと、路面コンディションが目まぐるしく変化する。サインツは父からアドバイスを受けていた。

「ラリー・モンテカルロについては父から色んな事を聞いた。ここのステージがどれだけ難しいかって事や、雪や雨や眩しい日差し…コンディションの変化の激しさや、山道のヘアピンを駆け抜けるためには図太い神経が必要だって事とかね!」

1月28日(日)の最終日、サインツは雪用スパイクタイヤを履いたルノー・メガーヌR.S.に乗り込み、最終スペシャルステージ(SS)”ラ・カバネッテ-コル・デ・ブラウス”のコースチェック走行を担当した。コート・ダジュールに隣接する標高1400mのアルプ=マリティームからコル・デ・ブラウスまでの全長13.58kmの区間は、タイトなヘアピンと高く険しい山岳道で構成される。

4日目最終日のデイ4は、フォード・フィエスタWRCのセバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組が総合優勝を果たした。トヨタ勢は、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組が総合2位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組が総合3位、ヤリスWRCは全車が完走を果たした。


© Renault / 新型ルノー・メガーヌRSとカルロス・サインツ

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